pt585とは、純度が58.5%の貴金属のことです。
純度が高いプラチナと比べると相場は劣るものの、プラチナそのものの希少性が高く、他の金属ほど値段は下がりません。
pt585とは?
pt585とは、プラチナの純度が58.5%の貴金属です。
残りは41.5%。ここにはパラジウムという強度を高めるための割金が使われます。
pt900やpt950などと比べてると硬度が高くなります。
また、純度が高いプラチナと比べてるとリーズナブルで、「ファーストプラチナ」(初めてのプラチナジュエリー)としても人気があります。
価格を抑えて、プラチナジュエリーを手に入れたい人には、pt585がおすすめです。
pt585はプラチナとは認められない?
プラチナジュエリーを購入すると、pt990などの刻印を見つけられるでしょう。
それで、プラチナの純度が本物だということを確信できるのですが、pt585にはこうしたptから始まる刻印はありません。
それは、プラチナに関して言うと、純度が85%以上でなければプラチナだと認められないことになっているからです。
pt585の需要や人気度は?
近年、pt585のニーズと人気が上昇傾向にあります。
その理由は、プラチナの高級感がある見た目に対して、純度が高いプラチナよりもリーズナブルに購入できるからです。
もちろん資産価値という点では、pt585はpt900やpt950には及びません。
しかし、ジュエリーとして身に着けるのであれば、傷がつきにくいという理由でpt585を選ぶ人が増えています。
また、pt585で割金として使われているパラジウムは、金属アレルギーを起こしにくい物質です。
金属アレルギーが気になる人にとって、pt585は安心して身につけやすい貴金属と言えるでしょう。
pt585の相場
pt585は純度が低めの58.5%ではあるものの、希少性が高いプラチナが使われています。
そのため、純度が高いpt900などと比べると値は劣りますが、それでもプラチナ以外の金属と比べると、やはり相場金額は高めの設定になっています。
ジュエリーとしてpt585を購入する場合、プラチナそのものの価格に加えて、ブランドやデザイン価格、またジュエリーとして加工するための加工費が加わります。
また、ショップやメーカーの利益なども含まれます。
そのため、pt585は1gいくらでジュエリーもそのぐらいで購入できる、と言うわけではありません。
まとめ
pt585はプラチナの純度が既定の85%に満たないため、プラチナと定義はされません。
しかし、それでも純度は58.5%あり、残りの41.5%はパラジウムの割金で作られています。
美しい光沢と傷がつきにくい硬さがあり、ファーストプラチナとしても人気があります。