結婚指輪で人気のプラチナは、経年劣化しにくい素材です。
また、見た目は同じでも、ホワイトゴールドは全く異なる金属です。
長く身につけたいジュエリーであれば、プラチナが性質が安定していて劣化しづらく、おすすめです。
プラチナとは?材質の特徴
プラチナは、明るい白銀の輝きが魅力的な金属です。
鉱山で採掘される状態ですでに白金の状態となっており、金に割金を混ぜて作り出すわけではありません。
また、金ほど派手な輝きではないため、上品で洗練された高級感を求める人に好まれるジュエリー素材と言えるのではないでしょうか。
プラチナは、金属的にとても安定した性質を持っています。
経年による変色や変質が起こりづらく、結婚指輪の販売でプラチナが好まれているのはそのためです。
ホワイトゴールドとの違い
プラチナとホワイトゴールドは、見た目は同じシルバー色をした美しい金属です。
しかしながら、全く異なる金属です。
プラチナは単一の金属であるのに対し、ホワイトゴールドは金にパラジウムを割金として混ぜることによって、白さを出しています。
割金を使うことで、強度という点ではプラチナよりもホワイトゴールドの方が優秀となります。
一方ホワイトゴールドは表面をより白金ぽく見せるためにロジウムコーティングが施されているものが多く、経年劣化によってコーティングがはがれてしまうリスクがあります。
プラチナの代表的な種類
プラチナは、純度によっていくつかの種類に別れます。
pt900
プラチナジュエリーと日本国内で言われた場合、pt900が定番です。プラチナ純度が90%で、ジュエリーとして加工しやすく傷もつきにくいです。
さらに、長く使い続けていても品質低下しづらいという魅力があります。
pt950
海外のプラチナジュエリーと言えば、pt950が定番です。
国によっては、プラチナは純度が95%であることと定義されているところもあるほどです。
pt900よりも硬度が低く、傷がつきやすくなりますが、純度が高くなることにより、資産価値は上がります。
pt850
pt850はプラチナ純度が85%のもので、プラチナと定義されるギリギリ最低純度となります。
割金の割合が高いことで強度が上がり、傷がつきづらいというメリットが期待できます。
pt585
リーズナブルにプラチナを購入したい人に人気なのが、pt585です。
プラチナ純度が85%以下なので、プラチナ製品と定義されることもなければ刻印もありません。
しかし、リーズナブルで傷がつきにくいプラチナを堪能できます。
結婚指輪におすすめなプラチナ
結婚指輪は、何十年と続く長い年月の中で、毎日指にはめます。
そのため、指輪の素材はできるだけ安定しているものがおすすめです。
そのような理由から、pt900がよく選ばれるます。
しかしながら、通年使用して傷がつくのは嫌という人であれば、あえてpt850を選ぶという方法も良いでしょう。
まとめ
プラチナは、元素記号でPTと表記される鉱石です。
ホワイトゴールドのように複数の金属を混ぜて作られるものではなく、単一の金属です。プラチナは純度によって、pt900のように表記されます。
純度が高くなると傷がつきやすくなるデメリットがある一方、資産価値が高くなるというメリットもあります。