襟付きか否か首元の形状の違いも種類分けの要素
シャツの種類の違いで一番分かりやすいのが、襟付きか襟なしかになります。
シャツの襟は英語でカラー(Collar)といい、色を表すColourとは違うことを知っておきましょう。
カラー(襟)の有無で種類分けされるシャツ
ワイシャツに限らず、シャツ全般には「カラー(Collar)」と呼ばれる襟がついたタイプと、襟のないノーカラーシャツに大きく分けられます。
襟付きシャツでも、細い帯、つまりバンドのような襟しか付いていない、バンドカラーシャツというのもあります。
チェック柄のシャツは細かく分けると20種類以上も!
縦と横の格子という構成が基本のチェック柄は男女を問わず人気です。
パターンやデザインなどを考えて細かく分けると20種類以上になります。
ここでは主な10種類のチェック柄を以下に挙げ、簡単に特徴を説明しました。
チェック柄シャツの種類1)タータンチェック
マフラーなどで多く使われている柄で、スコットランドの民族服の格子柄といえばイメージしやすいでしょう。
代表的なチェック柄の一つと言えます。
チェック柄シャツの種類2)グレンチェック
こちらもスコットランドが元になっている柄で、『グレン』とは谷間のことです。
濃淡のはっきりした2本ずつ、あるいは4本ずつの綾織りで、白と黒または茶といった地味な柄です。
チェック柄シャツの種類3)ギンガムチェック
スーツのチェック柄として大流行したこともある柄。
白を基本に他の色とのシンプルな構成ながら目立つためコーデもしやく、またアクセントにもなる便利なチェック柄です。
ポロシャツなどでも使われているようです。
チェック柄シャツの種類4)ピンチェック
遠目からだと無地と思えるほど細かい格子になっています。
命名の由来は、ピンの頭ほどの小さな点であることから『ピンヘッド』という言い方もしますが、ピンチェックの方がより小さな点から成 っているため、厳密には使い分けています。
チェック柄シャツの種類5)ハウンドトゥースチェック
英語で猟犬または犬全般を指すハウンド(Hound)の牙(トゥース=Tooth) のように見えることが由来です。
白と黒、または白と茶という組み合わせが代表的です。
日本では千鳥が飛ぶ姿を模した言い方の『千鳥格子』と言います。
チェック柄シャツの種類6)ハーレクインチェック
サーカスなのどの道化役が身に付けていた衣装のデザインが元になっています。
道化役は英語でハーレクイン(Harlequin)ですが、これはフランス語のアルルカン(Arlequin)から来た言葉になります。
そろばんの玉が並んだような単純な組み合わせですが、目を引くチェック柄としてコーデのアクセントになります。
チェック柄シャツの種類7)マドラスチェック
不規則で原色を大胆に使った織り柄の大きな格子が特徴。
インドの地方原産の平織綿布が有名で、不規則なチェックのインディアマドラスが代表例です。
原産地と素材のせいか、夏向けのシャツやショートパンツにも用いられます。
チェック柄シャツの種類8)グラフチェック
方眼紙(グラフ)に等間隔で色を付けたようなチェックで、赤、黒、白が一般的なカラーデザインですが、赤が青や緑になるバリエーションも存在します。
チェックがさらに細かくなるとミニチュアチェックといい、無地に見えるほどです。
チェック柄シャツの種類9)バーバリーチェック
コートの裏地のデザインが元になっています。
薄茶色の地に太めの黒と白の格子、さらに細い赤が格子状に加わっているというおなじみの柄です。
コートの裏地が出発点だけにマフラーなど冬アイテムにも使用されることが多いチェックです。
チェック柄シャツの種類10)バッファローチェック
北米で着られるシャツに多用されている柄で、もっぱら寒い時期に着る厚手のシャツやジャケットとして多く見かけます。
色は黒を地に、赤や青、緑といった組み合わせの柄になっていて、冬場に色違いの数着を着回しておしゃれを楽しむ方もいるようです。