イタリアの靴のサイズ、単位はインチではない?
さて、スーツには発祥国としてかっちりしたスタイルの英国式と、ややカジュアルで機能的な米国風に、ソフトなイメージのイタリアを加えて3大スタイルとするのですが、イタリアの靴のサイズ基準はどうなっているのでしょう。
答えは、イタリアはヨーロッパサイズです。
ヨーロッパ大陸方式(EUR)、またはフレンチサイズとも言い、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなどが採用しています。
ですので、イタリアのサイズの靴はヨーロッパサイズということになります。
欧州ではヨーロッパ大陸方式のサイズを採用
出典:http://fyrwet.blogspot.com/
ヨーロッパでは、パリポイントという特定の数字を使ってEURのサイズを出します。
靴型の長さをパリポイントで示してあり、基本の計算式は以下になります。
単位はすべてセンチです。
(足の長さ+1.5または2.0) x 3/2で、パリポイントとなる数字を出します。
ややこしいのは、この数式でも若干誤差が出るので、靴に示された数字が自分のサイズなのかを覚えた方が無難です。
UK、US、EURなど自分の靴のサイズ表記を覚えておけば便利
靴のサイズは同じなのに、表記の仕方が複数あるため、どのサイズを選んだらいいのか分からない、という場合も多いはず。
慣れない数字の靴のサイズを示されてもなかなか頭に入らないものでしょう。
そこで、以下にそれぞれの表記を示した数字をリストとしてまとめました。
靴のサイズを比較できる一覧表
ここで、これまで説明してきたUK、US、EURの各サイズと日本のセンチ表記の靴がどのサイズに合致するのか、分かりやすく表にしてみました。
この一覧から、少なくとも自分にフィットする靴のすべてのサイズ表記を覚えておいて、試し履きの時の参考としてください。
なお、全サイズではなく、平均的に普及している靴のサイズが中心で、男性用のみになります。
自分の靴サイズの合わせ方は?
以上、紹介してきたように、靴には同じ大きさなのに様々なサイズ表記があることが分かったかと思います。
要は、どんな表記でも自分の靴のサイズがいくつなのかを覚えておけば、基準とするサイズの靴を履いてみて、微調整して決めるということになります。
例えば、日本式で25.5センチの靴を履いているのであれば、イギリスサイズな ら7インチ、アメリカサイズなら7.5インチ、EURであれば41(センチ)になる、という具合です。