スーツに履く靴・ビジネス&カジュアル向け1)サドルシューズ
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発祥であるイギリス式と、カジュアルもマッチするアメリカ式の2種があり、 甲の部分を馬鞍のように覆うため、この名前が付きました。
紐で甲部分を締める革靴は、その構造から内羽根式、外羽根式に分けられるのですが、サドルシューズは、どちらにも属さない構造となっていて、大きな特徴でもあります。
ビジネス向けはイギリス式のサドルシューズで
イギリス式は、甲に被せるサドルと受ける本体が同色同素材の靴が多く、靴底も革性となっており、穏やかな印象が悪く言えば物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、ビジネス等に合わせることを考えると、イギリス式がふさわしいでしょう。
カジュアルシーンでは2色を使った米国式サドルシューズ
対する米国式は、サドルと本体の色や素材のバランスも楽しめるような造りで、日本では米国式のサドルシューズが浸透しています。
ヒールもゴムやスポンジなどスポーツシューズのようになっており、ゴルフや ダンス向けの靴として発展した経緯と無縁ではありません。
カジュアル色を出したい時にうってつけの靴といえます。
スーツに履く靴・ビジネス&カジュアル向け2)ウイングチップ
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靴に施された穴飾りをブローキングと呼ぶのですが、つま先にあるのはメダリオンと言います。
ブローキングは水はけを良くするための工夫なのですが、カジュアル感が強いのが特徴です。
メダリオンがある部分が羽根に似ていることが由来のウイングチップは、カジュアルシューズでしたが、近現代ではフォーマルでも履かれています。
スーツに履く靴・ビジネス&カジュアル向け3)Uチップ
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縫い目がU字になっていることからの名称です。
ほかにもV字やY字もあり、ゴルフほかカジュアルが原点ながら、ビジネスシーンでもマッチする靴になっています。
スーツに履く靴・カジュアル向け4)ローファー
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紐のない革靴をスリッポンと総称しますが、ローファーは最たるもので中高生の靴として日本でも有名ですね。
脱いだり履いたりが楽なことから怠け者を意味するローファーと呼ばれ始めたとか。
カジュアル感が拭えない靴ながら、甲に房飾りがあるタッセルローファーはビジネスでも構わない、という風潮もあるようです。
スーツに履く靴・カジュアル向け5)エラスティックシューズ
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履き口にゴムが使われて伸縮する構造の靴全般を言います。
ビジネスでは避けるべき、とされていますが、飾りの革紐やストラップが付いているタイプもあり、シーンによっては許容されることもあります。
まとめ
かつてに比べてだいぶ緩くなったスーツの革靴の種類を、カジュアルも含めて紹介しました。
記事を読んで、お気に入りの革靴の種類が分かったという人もいるかもしれません。
それほど昨今はスーツに履ける靴の種類が多くなったということでしょう。
遠くない将来、カジュアル化が進んでスーツとローファーはおろかスニーカーもお咎めなし、なんて時代がくるのでしょうか?