スーツのコスパに影響するウール生地の配合率は何%?
そんなウールの特性を生かして作られているスーツ。
素材は100%ウール、というスーツもありますが、たいていはポリエステルとの混紡スーツです。
混紡スーツを選ぶ場合、なるべくウールの配合率が高いスーツを選ぶようにします。
コスパの良いスーツのウール生地の配合率は最低でも60%で
良く見かけるのがウールとポリエステル50%ずつというスーツです。
これはコスパが悪くないといえますが、できればウールは60%以上配合を選ぶようにしましょう。
ポリエステル配合率が高い生地のスーツは高コスパか?
というのも、素材のポリエステルが多いと、こすれたり押されたりした場所が 「テカり」というテラテラした表面になりやすいためです。
また、シワになりにくい半面、一旦シワがついてしまうと取り除くのが難しいという性質もあるほか、全体的に硬い着心地になるのがポリエステルなのです。
コスパの良いスーツ選び、生地の素材の配合率はタグでチェック!
そうした生地の特性やコスパを考えると、ウール配合率60%以上がオススメとなるわけです。
なお、ウールの配合率は、スーツのタグに表示されているので容易に確認できます。
すでにお持ちのスーツで確認してみてください。
スーツのコスパの良さは裏地に使用する生地も大きく関係してくる!
続いてスーツの裏地素材を見てみます。
スーツの裏地は、実は表地より多くの役割を担っています。
脱ぎ着のしやすさ、表地を汚れや湿気から守る、そしてデザイン性です。
そんな裏地素材には、キュプラとポリエステルの2種類がほとんどです。
コスパの良いスーツの裏地にはキュプラの生地を選ぼう!
綿花くずが原料のキュプラは、再生繊維で耐久性に優れ、吸湿性が高いのが特 長で、
絹のような光沢もコスパ的には高いといえます。
表面はなめらかでヒヤッとした感触です。
欠点は、水に濡れるとシワになりやすいことなので、濡れた場合は早めに乾かすようにしましょう。
ポリエスエル素材の裏地は低価格だが難点もあり!
出典:pixta.jp
ポリエステルは石油由来の合成繊維で、価格が安いのと耐久性に優れているのが利点です。
他方で吸湿性が良くないことや熱に弱いのが難点のため、汗っかきの人、たばこを吸う人は注意が必要です。
通気性もよくないことから、着続けるとベタ付いた感触になります。
キュプラとポリエステル50%ずつの混紡裏地はコスパが良い?
また、表地同様、キュプラとポリエステルの混紡という裏地もあります。
50%ずつの配合率という裏地が多いのは、耐久性や色を出しやすいというデザイン面でポリエステルの良質な特長が出せるからです。
スーツの裏地で高コスパなのはキュプラの裏地!
キュプラ、ポリエステル、両者の混紡という裏地のうち、やはりコスパ的に勧めるのはキュプラです。
吸湿性や光沢の良さといった客観判断できる要素に加え、主観としての着心地が優れているためです。
まとめ
価格や素材といった要素を中心に、コスパの良いスーツについて説明しましたが、要はサイズ感とシルエットに加え着心地を優先させて選ぶのが正解、ということが分かったかと思います。
コスパの良さイコール価格が安くて素材もよい、というのではなく、価格が安 くても質の良いスーツもあるからです。
まずは生地のウール配合率、裏地の生地チェックをして納得がいったら価格をチェック、最後にサイズと着心地を確かめて、というのが真の高コスパでのスーツ購入ということになると思うので、是非購入の際に確かめてみて下さい。
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