ポピュラーなネクタイの結び方の応用・派生を見る
これまで紹介した3つの結び方が、最もトラディショナルで一般的な結び方と言えます。
続いて、上記の3つのバリエーション的な結び方をいくつか挙げてみます。
違いが分かればおしゃれ感覚を強調できますが、なかなか結び方の違いに気付く人がいないのが残念なところではあります。
ネクタイの結び方にあるダブルノットはおしゃれ感あり
プレーンノットの亜流といえるおしゃれな結び方、ダブルノットについて説明します。
ダブルノットは、ちょっと見だとプレーンノットと思われるほどですが、結び目が二重になるやり方で、さりげないおしゃれが演出できます。
気を付けなければならないのは、厚地や短めのタイだと結びつらい上に形を整えるのが大変なのでおすすめしません。
結び目が二重になったネクタイの結び方がダブルノット
結び方は、プレーンノットでの喉元中央の交差部分に大剣を回すのを2回にし て、輪を2つ作る点です。
最後は、喉元中央で重なった輪の下側を上から通して形を整えます。
喉元の横に回った輪が二重になっているのが分かるので目に留まるというわけです。
ネクタイの色や長さをはじめ組み合わせの基本ついては、別の記事にて情報を纏めています。
詳細について気になる方は、是非こちらの記事も合わせてご確認下さい!
その他のかっこいいネクタイの結び方をいくつか紹介
このほかにも、結び目が極端に小さくなるオリエンタルノット、結び目が左右対称になるのが特徴のケルビンノット、同じく左右対称ながらセミウインザーノットより小さめの結び目になるプラットノットなどがあります。
これらは、この50年ほどの間にかっこいい結び方、として考えられて登場してきた経緯もあるので、知らない人もいるかもしれません。
ネクタイの結び方で必須なディンプルの作り方
「ディンプル」とはくぼみのことで、「えくぼ」と呼ぶ人もいます。
ネクタイの結び方を工夫して、結び目の下、大剣最上部に作為的に作るくぼみのことです。
ネクタイを結びながら、最終段階で指を入れたまま調整して作ります。
くぼみを1つ以上つくるのがおしゃれなネクタイの結び方
大きく分けて2種類あり、ほぼ中央に一つ作る場合と、中央を避けて左右に一つずつ作るのが一般的なようです。
かつては、くぼみがないのがかっちりした印象を与えておしゃれ、とされましたが、昨今はディンプルがあることで立体感が出るのを、おしゃれとみる傾向にあり、かっこよい、結び方とされています。
おしゃれなネクタイの結び方はパーティーなどでも人気!
ネクタイのおしゃれな結び方、というのもビジネスシーン以外のフォーマルな場面、例えば結婚式やパーティーなどで人気となっているようです。
定着しているおしゃれなネクタイの結び方に加え、誰が考案するのか新たにネットなどで話題になっている結び方も紹介します。
ただし、結び方を順番に説明する方法ではなく、特徴や由来などにとどめますので、興味のある方は、ユーチューブほかネット動画で、詳しい結び方ともども調べてみてください。
2007年に登場したエルドリッチノットは複雑な結び方だが好評
結び目が左右から重なったような見た目になっているのが、比較的新しく登場した「エルドリッチノット」です。
エルドリッチノットは、ジェフリー・エルドリッチという米国在住の人物が2007年に発明した結び方で、小剣を多用した複雑な結び方ながら、ネットを通じて広まりました。
エレガントな結び目、と称されており、パーティーなどで人目を引くこと間違いなしです。
華やかでボリュームがある結び方のケープノット
華やかでボリューム感のある結び方がケープノットです。
結び目が層のようになっているので、柄物のタイよりはピンクや黄色など派手目の色の無地で結ぶといいでしょう。
ヴァンウェイクノットは女性デザイナー考案のネクタイの結び方
米国在住の女性イラストレーターでデザイナーでもあるリサ・ヴァン・ウェイ クが考えだしたという「ヴァンウェイクノット」。
結び方は難しくないのが特徴で、小剣との結び目に大剣を3回巻くというもの。
巻く回数が多いわりに横幅がないので、襟が小さいシャツに最適です。
まとめ
スーツ姿に欠かせないネクタイ、昨今は締める機会が減りつつあるものの、結び方にいろいろバリエーションがあることが分かって頂けたかと思います。
一番一般的なプレーンノットしか知らなかった、という方、ぜひ他の結び方にも挑戦してみては如何でしょうか?
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