人気の高いグレースーツに合うネクタイを考える!
グレースーツととネクタイの組み合わせの前に、グレーという色について考えてみます。
色彩という観点からのグレーは、濃淡の差こそあれ黒と白の中間という位置になり、黒や白同様、色味のない「無彩色」に属します。
無彩色のグレースーツに有彩色のネクタイが映える理由
モノトーンとも呼ばれる無彩色は、その他のネイビーやブルーといった寒色系、黄色やオレンジ、赤系などの暖色系を問わず、有彩色と言われるグループと組み合わせた時のバランスが良いことも知られています。 見方を変えれば、グレーは濃淡の差の違いはあれ、合わない色がないということになります。
グレースーツの着こなしやコーデについては、別の記事に詳細を纏めています。
気になる方は、こちらの記事も合わせて参考にしてみて下さい。
他の色を落ち着かせる効果があるグレーなら派手目のタイもOK
さらに、グレーは他の色を落ち着かせる、という効果もあるため、派手なネクタイの目立つイメージを抑えられるのです。
グレーのスーツを着ていると落ち着いて見える、と評されるのはこのためで、 ネクタイ選びに気を遣わず、時間もとられないため、着こなすには便利な色と評されています。
価格:21,600円 (税込)
ブランド:エルメス
ライトグレーのスーツに合うネクタイを考えてみる
さて、一口にグレーと言っても、濃淡の差でダークグレー(チャコールグレ ー)、ミディアムグレー、ライトグレーと大きく3つに分けられます。
まずは、上品で都会的、控えめ、さわやか、涼し気といったイメージや印象を与えるライトグレーのスーツにあうネクタイを考えてみましょう。
明るいグレーならシャツの色はサックスで無地のネクタイを
スーツの色が明るめなので、シャツも原色に近い色ではなく、ライト系のサー モンピンクやサックスの無地がネクタイを合わせやすくなります。
ネクタイはストライプでもレジメンタルでもいいですが、濃すぎない柄のほうがおしゃれ感が増します。
また、地が明るめのドットや小紋のタイも気品があり、スマートさを演出できるコーデです。
薄めのカラーシャツにダークグレーの無地ネクタイも良いコーデ
ライトグレーのスーツにライトな色の無地シャツ、ダークグレーのネクタイ、 というのも目を引く着こなしです。
シャツもグレー系にそろえることで見た目の統一感を強調できるうえ、濃い目のネクタイが、ライト系のぼやけたイメージを払拭する引き締まった感じを出せます。
ミディアムグレーのスーツに合うのはどんなネクタイか
ミディアムグレーのスーツは、ネクタイ選びの説明が、やや難しくなります。
ダークやライトのグレーに比べ、ミディアムとした時の色に幅があるためで す。
一番オーソドックスなミディアムグレースーツのコーデは、白無地またはブルー系のストライプシャツに、ダーク系のストライプまたはレジメンタルタイでしょう。
タイの色は派手目でも構いません。
ブラウン系や赤、青タイならミディアムグレーのスーツにも合う
また、ブルー系シャツのストライプなら、濃い目のブラウン地のタイが合うでしょう。
シャツを白無地にした場合は、光沢を帯びた赤や青のタイも、ワンポイント的に派手さをアピールできるコーデといえます。
ブラックスーツの着こなしやコーデ方法については、別の記事にて詳細を纏めています。
ブラックスーツを多く愛用されている方は、是非こちらの記事も合わせてご確認下さい!
価格:9,720円 (税込)
ブランド:ルイジボレッリ
シックで落ち着いたダークグレーのスーツに合うタイを選ぶ
ダークグレーのスーツは、チャコールグレーとも言い、黒に近いグレーになります。
色の印象としては、やはりシックで落ち着きがあり、知的に見えるといったところ。
紺系スーツしかないので、グレーに挑戦したいというビギナーには合わせやすい色で、白無地シャツに、同じく無地や小紋のブラウンまたは赤のタイが合わせやすいでしょう。
価格:9,200円 (税込)
ブランド:ポールスミス
シャドウストライプのダークグレースーツに合うタイ
シャドウストライプが入ったスーツを試せるのもチャコールグレーならでは。
黒に近い地がストライプを目立たさせず、かといって無地とは違うおしゃれを演出できるからです。
シャツは色はサックス、クレリックでも面白そうです。
ネクタイは濃い目のストライプかドット柄、季節を考えて黒いニットタイを選ぶのも重要なアクセントになるはず。
スーツを着た時にふさわしいネクタイの長さや幅を知る
スーツに欠かせなネクタイですが、選ぶ際のおおまかな基準があることは皆さんご存じのことでしょう。
おさらい的にネクタイの色や柄とは別に、ネクタイの大剣の幅や、結んだ時の大剣の長さなどについて記します。
ここ数年以上は太身のネクタイ幅が主流
まず、ネクタイの幅ですが、ここ数年以上、太目が主流のようです。
これはスーツの襟、いわゆる折り返した下襟であるラペルの幅と同じ程度の寸法にするのがファッション面からの正解となります。
つまり、スーツのラペルも太くなっていて、スーツそのものも太身のシルエットが好まれている、ということでしょう。
スーツを着て結んだネクタイの長さの基準は?
続いて結んだネクタイの長さです。
すっかり定着していると思いますが、大剣の先がベルトに少しかかる程度、が 一番の見栄えとされています。
ベルトを通すウエストの位置が、かつてより下がっているのがカッコイイとされています。
つまり、股上が下がっていて腰骨の上ではなく、腰で履くパンツが主流なが ら、大剣の先がベルトにかかる長さ、というルールは変わっていないようです。
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