オーダースーツの豆知識!種類・縫製・生地・スタイルが分かる!

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オーダースーツの特徴とは?

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服飾業界では既製服であるレディ・メイドに対する用語としてテイラーによって採寸・型取り・縫製された注文服を指す言葉として用いられています。
オーダースーツのオーダー方法については、大きく分けて、パターンオーダーイージーオーダーフルオーダーがあるので詳細については下記に記述しています。
近年では、DIYが流行っているように『既成品志向』から『オリジナル志向』への強まりを見せている背景と、システム化に伴い、比較的手頃にオーダースーツが購入出来るようになっているた、オーダースーツの市場規模は拡大傾向にあります。
オーダーメイドスーツは、生地・デザイン・付属品等、ご自身の好みに応じて、組み合わせて作っていくことができるため、他人と被らないスーツの着用が可能になります。

長期間使用可能

オーダースーツは、既成品と比較して長い期間着用出来ると言われています。

  • 縫製が丁寧
  • 自分の身体にあっているため生地を痛めない

などがその理由です。スーツに対して愛着感が出るため、『大切に扱う』、『まめにメンテナンスを行う』など心理的作用も大きく作用しスーツの長持ち化に影響しています。

フィット感

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オーダースーツは、着た人の印象を格好良く演出する効果があり、自分の身体にフィットするため着心地が良く一度オーダースーツを着用すると既製品のスーツに戻れないという方も多くいます。
また、既製品のスーツは規定のサイズがあるので、どうしてもサイズが合わない場合がありますが、オーダースーツは最初から自分の身体のサイズにあわせてスーツを作っていくので、自分に合ったサイズのスーツが手に入ります。

ブランドスーツとの違い

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出展:http://mensdrip.com/fashion/british-suit

ブランドスーツとオーダースーツの一番の違いは『ブランド名』と言われており、高級生地ブランドについてもサイト内で紹介しておりますが、ハイブランドもオーダーメイドスーツも使用している生地は同じ物が多いです。当然ブランド名は異なりますが、同様の高級生地ブランドを用いて仕立てを行えば、スーツそのものに物理的な違いは無いのが実情です。
むしろ、ブランドスーツと同じ生地を用いて、オーダーでスーツを仕立てられるメリットがありますので、ブランド名に拘りがなく良いスーツを着こなしたい方にはオーダーメイドスーツはオススメです。

オーダースーツの種類

パターンオーダー

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出展:https://www.global-style.jp

パターンオーダーはほとんど既製品を選ぶ感覚で作れます。元々用意されているサンプル服(ゲージ服)の中から自分の体に近いものを試着し、着丈などの細かい部分を調整して仕上げるオーダー方法です。
あらかじめ決められた型紙を使い、工場で大量生産されます。そのため価格が安く、仕上がりも早いのが特徴です。
アパレルメーカーの既製服ブランドなどに多く見られます。

イージーオーダー

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出展:https://www.global-style.jp

フルオーダーとパターンオーダーのちょうど中間に当たるのが、イージーオーダーです。
イージーオーダーでは、何種類かの型が決まっており、お客さんの体型に合わせてCADシステムや手作業で型紙を修正し、スーツを仕立てていきます。比較的手頃な価格で、各自の体型に合ったスーツを仕立てられるのがメリットです。

フルオーダー

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出展:http://www.t-kamiya.co.jp

オーダースーツのフルオーダーは通称ビスポークとも言われており、お客さん一人ひとりと対話を重ね、お客さん専用の型紙を起こして製作します。
フルオーダーでは、一般的に仮縫いと呼ばれる試作品の工程が入るのが特徴です。オーダー方法の中でも最も高価で究極の一着を作れるのがフルオーダーです。オリジナルの型紙を起こすところ工程が始まるため、完全にオリジナルの一着が作れます。採寸、裁断、縫製など手作業でおこなう工程が多く、手がける職人には高い技術力が要求されます。
手間もコストもかかるため、完成までに時間がかかる、高価なのが特徴です。
こだわりの1着を作りたい人向けのオーダー方法になります。

オーダースーツの構成

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出展:https://www.raiment.co.jp

オーダースーツを構成する上で欠かせないのが、生地と縫製とデザイン(ブリティッシュタイプ・イタリアンタイプ)になりますので、それぞれについても紹介していきます。

生地について

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出展:http://bottone.jp

【ウール】
羊の毛を指し、動物繊維の一種になります。羊毛を用いた糸や織った布もウールと呼ばれています。
一般的には羊の毛を指しておりますが、広義ではアンゴラ・アルパカ・ラクダの毛も含まれるということもあり、高級生地ブランドにはアルパカの素材も多く活用されています。
また、高級生地ブランドのメッカとして知られているビエラ地方は特に良質な服地素材で有名な地域でイタリアファッションを支配しており、ウール製品に使われる糸と生地の半分以上は、ビエラ地方で作られているとも言われています。

【SUPERの表記について】
SUPERの数値が上がると原料が細くなっていき、原料である繊維の細さを表しています。
SUPERの表記はウールだけで用いられ、コットンやリネンはSUPER表記をしないのが特徴です。
生地の『SUPER』という表記は、概ねSUPER 80’Sから、10刻みでSUPER 90’S、SUPER 100’S、SUPER 90’S、SUPER 110’Sと大きくなっていきます。

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出展:http://bottone.jp

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出展:http://bottone.jp

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出展:http://mensbrand.rash.jp

一方、糸そのものの細さは『番手』で表し、48番手、52番手、56番手、60番手、72番手、80番手、120番手、と数値が増えていきます。
番手は恒重式(こうじゅうしき)と呼ばれ、重量1,000gの綿を何メートルまで伸ばせる細さかが基準になっており、例えば120番手なら、1,000gの綿を120,000m伸ばせる細さになると解釈されます。
【タグの見分け方】
スーツにはどんなブランドの生地が使われているのか、そんな情報がひと目でわかるのが、スーツの袖部分や裏地についている『生地ブランドのタグ』になります。
タグにはその生地のモデル名、素材、生産国、そして製作した生地ブランドの情報が詰まっています。読み方は簡単なので、既製のスーツを購入する際にはこの生地タグを必ずチェックしておくことが大切になります。
【生地の選び方】
生地を見分けるためには経験が必要になってきますが、まずは生地に触ったときにハリやコシがあるかを確かめます。
そして生地をクシャっと握った時にしっかり元に戻ってくることも重要です。そういう生地を使うと実際にスーツにしたときに仕立て映えします。

縫製について

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出展:http://www.t-kamiya.co.jp/fullordersuits.html

【ハンドメイド】
手縫いを指しており、ハンドメイドによる糸にかける力の加減はマシンで再現し難い職人技になります。この運針による力の加減で服を着続けると、人間の身体に徐々に馴染んできます。ミシンは生地を縫い合わせる際に、通常上糸と下糸を使用しますが、ハンドメイドの場合上糸下糸は無く、布の上から下まで一本の糸を使用し縫っていくため、ハンドメイドの方が、縫い目が若干リラックスしており、柔らかい風合いを生みます。

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【マシンメイド】
マシンメイドは一般的にはミシンの使用を指します。マシンを使うと言っても、操作する人間には熟練の技術を必要とします。実際に仕立て上がってくるスーツやジャケット、スラックスのクオリティは非常に高いです。マシンメイドであることのメリットは、高級紳士服ブランドでも扱われる生地を比較的安価で使用できます。上糸下糸を使用しても、生地そのものの風合いを崩すことはありません。また、マシンメイドといっても、1から10まですべて全自動の機械で作るわけではなく、基本的な縫製はミシンで行い、部分的にミシンで作業できない箇所を手縫い(襟ぐりや肩など)で行う製法です。

イタリアン・スタイル

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出展:https://www.global-style.jp

女性にモテたいイタリア人
イタリアスーツの特徴的な点は、柔らかな仕立てである点です。
ソフトテーラリングのシルエットが美しく、華やかな雰囲気を感じさせます。スーツの起源である、重厚感あるかっちりとしたブリティッシュスタイルのスーツとは異なり、軽やかなナチュラルスタイルがイタリアスーツの大きな特徴です。
イタリア人の社交的で楽観的な国民性が現れています。
イタリアの素材が柔らかく軽い仕上がりなのは、乾燥している気候で生地のヘタリが遅いためです。
イタリアはミラノとナポリなど北と南で多少異なりますが、常に異性を意識し陽気に人生を楽しむという考え方を持っています。スーツを作業着として考えるのではなく、ファッションを意識したスタイルとして生まれたと言えます。

  • 【仕立て】パット、毛芯共に薄く軽さやソフト感を重視している
  • 【肩と袖山】肩から自然につながる様なナチュラルショルダーが特徴
  • 【Vゾーンとウエストシェイプ】Vゾーンが深めでセクシーさを表現、イギリスに比べるとシェイプ位置は低め
  • 【素材】素材は軽く柔らかくドレープ感のある物が多い

ブリティッシュ・スタイル

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出展:https://www.global-style.jp

■礼節を重んじるイギリス人一番の特徴は、ジャケットのシルエットで重要なパッドがしっかり入り、張りのあるショルダーラインです
堂々としたブリティッシュスタイルの象徴的なディテールになります。その他にも打ち込みのしっかりとした固めの生地で仕立てるハードテイラリングや固い馬の毛を使った毛芯の使用など、丈夫なスーツ作りが基本的なスタイルです。
またイギリスの素材が重くて固いのは湿度が高い気候でもすぐヨレヨレにならない為であり、スーツが重くてカッチリしているのも耐久性を重視している点とイギリス人の考え方や国民性の表れだと言われています。

  • 【仕立て】パット、毛芯共に厚くしっかり入っていて重量感がある
  • 【肩と袖山】袖山を盛り上げた構築的なショルダーラインが特徴
  • 【Vゾーンとウエストシェイプ】Vゾーンが浅くカッチリとした仕立て感を強調、ウエストシェイプ位置は高め
  • 【素材】素材は打ち込みが入っていて重量感のある物が多い

ミルとマーチャントの違いについて

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出展:http://matsu-hajime.livedoor.biz

一般的にスーツの生地ブランドは大きく分けて『ミル』と『マーチャント』の2種類に分けられています。

ミルについて

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出展:http://www.sartoriacorvo.com

織物工場で服地の生産業者のことをミルと呼ばれています。家族経営が中心の古くから続く織物工場で自社ブランドで営業しています。
規模の大きい所は、原毛の買い付けから、紡績、服地の生産を独自で行い、直接世界に発信しています。
代表的ブランドはロロピアーナエルメネジルド・ゼニア、テーラー・ロッジなどがあります。
ミルの魅力は独自で開発した生地に対するこだわりと愛着を持っています。
そして、中間マージンがない分、マーチャントと同等の生地と比べて若干割安感があります。
ミルの多くは、自然豊かで良質の水が流れている川の近くで操業しています。
イギリスはロンドンから北へ250㌔のコルネ川とホルム川の合流点のハダースフィルドに工場を構えています。
イタリアはミラノから北西150㌔のスイスの国境近くの都市ビエラにゼニアやロロピアナなど大手のラニフィーチョをあります。
ちなみに日本は愛知県一宮市、濃尾平野木曽川の近くに日本の毛織物工場の70%がそんざいしています。おなじみの御幸毛織、長大毛織、の本毛織など多く点在しています。

マーチャントについて

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出展:http://www.sartoriacorvo.com

織物商社。織物工場と契約を結び流通を担っています。
また、織物工場を傘下に納め、羊毛を買い付け、各々のミルの特徴に合わせてプロデュースして生地を織らせています。
商社ですから、世界中から様々な生地を集めることが出来ます。
消費者のニーズをいち早く取り入れトレンドな商品を提供出来、バリエーションも広く豊かです。
産業革命後、大英帝国の貿易拡大戦略などで広く世界に進出しました。
スキャバルドーメルホーランド・シェリーなどが代表的なマーチャントです。
※最近では、マーチャントでありながら自社工場(ミル)を持ち、ミルでもマーチャントのような業務形態をおこなっているため、その区別は曖昧になっており、そのどちらを選んでいただいても実質的は遜色はありません。