コストコで売られているサムソナイト（Samsonite）とは?
さて、ブラックレーベルやテレビCMで知名度を上げているサムソナイト（Samsonite）のスーツケースが、会員制の倉庫型小売り店コストコで売られているのをご存じでしたか?
在庫一掃や型落ち商品というわけではないのでしょうが、コストコに並んでいるサムソナイト（Samsonite）の製品は、2つの商品がセットになって売られているのが大きな特徴です。
コストコのサムソナイト（Samsonite）はネット等の3割引き価格
さらに価格。
単純比較はできませんが、ネットなどでの販売価格の2~3割は安い価格になっています。
セット販売の例としては、スーツケースの28インチと21インチというサイズ違い、あるいはモデル違いの製品が多いようです。
なぜかセット販売が多いコストコのサムソナイト（Samsonite）
ほかにもキャリーバッグとバックパックのセット、TASロック付きで預け入れ荷物用の98リットルと機内持ち込み用の42リットルのスーツケースセットなどが並んでいたようです。
ただし、購入の際には、機内持ち込み分の規則変更などもあるので、商品サイズを再確認してからにした方が無難でしょう。
在庫の回転も速く、1年もたたずに別のセットが入荷陳列されているようでした。
サムソナイト（Samsonite）のスースケースにある鍵穴は使えない?
ところで、前出のTASロック付きって何だか知ってましたか? 聞きなれないので調べてみました。
簡単にいうと、施錠されたスーツケースなどに付けられた、米国内の税関等で の荷物検査係が特別な合鍵で開錠できるような錠を指します。
テロ対策での特殊な鍵仕様のサムソナイト（Samsonite）のスーツケース
出典：https://www.ilrental.co.jp
背景には2001年の米同時多発テロ事件があります。
同事件をきっかけに、米国内では税関や空港係官によって抜き打ち的検査が認められるようになり、施錠されたスーツケースなどの錠を壊しての検査が合法となったためでです。
TASロック付きだと係官の合鍵で開けることができ、錠を壊されないことになります。
スーツケースの鍵は3つの数字を合わせるシリンダータイプ
現在販売されているサムソナイト（Samsonite）のスーツケースは、ほとんどがTASロック付きです。
ただし、施錠は鍵ではなく任意の3桁の数字を合わせて施開錠するシリンダータイプになっています。
鍵穴もついていますが、これは空港係官用の合鍵で使うためですので、鍵は付属していませんので、ご注意ください。
サムソナイト（Samsonite）の保証範囲
出典：http://www.uniscreen.at
最後にスーツケースを含むサムソナイト（Samsonite）製品の保証についても記します。
サムソナイト（Samsonite）は製品保証をしており、もちろん通常の範囲内での使用での損壊のみです。
つまり、「不正使用」「不注意」「事故」「摩滅」「加熱」「溶媒」などのほか、航空会社の運搬時に壊れた場合は、保証されません。
まとめ
かつてオイスターという傑作を生みだし、スーツケースといえばサムソナイト（Samsonite）、という業界をリードしてきた時代を経て、現在はリモワやプロテカを含めたさまざまなメーカーとの競争となっているスーツケース市場。
今やコストコでも売られる時代を迎え、市場規模は拡大しているようです。
旅行という短期での使用で使うスーツケースは、使う人が自分の目で見て、手で触れてから購入することをお勧めします。
荷物いっぱいのスーツケースの使い勝手が悪かったら、楽しいはずの旅行が楽しめなくなるでしょう。
記事を参考に、自分にあったスーツケースを見つけてください。
