- 種類多いトリッカーズ(trickers)のソールはどれがおすすめ?
- 革そのものが硬いトリッカーズ(trickers)の靴をなじませるには?
- トリッカーズ(trickers)のチャッカブーツはトリプルソール!
- 合成ゴムを使ったトリッカーズ(trickers)のダイナイトソールが有名
- ゴツゴツしたビブラムソール採用のトリッカーズ(trickers)のヘンリー!
- トリッカーズ(trickers)のコマンドソールはやっぱりカジュアル向け?
- トリッカーズ(trickers)のブーツのお手入れ方法を説明
- トリッカーズ(trickers)の靴のお手入れはアウトソールから始める!
- トリッカーズ(trickers)のアウトソールはミンクオイルで防水
- トリッカーズ(trickers)のブーツほか革靴のコバのお手入れ方法
- トリッカーズ(trickers)のコバにできたキズはやすりで削り取って着色!
- トリッカーズ(trickers)のブーツの汚れを落としたらクリームを塗る
- 手入れの最後はトリッカーズ(trickers)のブーツのポリッシュを
種類多いトリッカーズ(trickers)のソールはどれがおすすめ?
カントリーブーツで知られるトリッカーズ(trickers)ながら、シューズのソールも様々なタイプを採用しています。
ここで、トリッカーズ(trickers)のブーツを含めた革靴のソールの種類について説明し、おすすめなどを見ていきます。
トリッカーズ(trickers)はオーソドックスなレザーソールが多い
まずは、一番オーソドックスなのがレザーソール。
素材はもちろん革ですが、なめしの際に厚い革を選んで堅く仕上げるのが特徴です。
レザーソールは、通気性が良く蒸れにくいため、カビも生えにくいというメリットがある半面、減りも早く雨など水にも弱いという欠点があります。
底が減っていればなおさら水分には弱くなり、滑りやすくなることになります。
革そのものが硬いトリッカーズ(trickers)の靴をなじませるには?
そうしたデメリットを補うため、ダブルレザーソールで対応することもできます。
名称が示すようにソールが2枚で構成されているタイプで、ミッドソールと呼ぶ皮を1枚敷いてあります。
厚みもシングルが3.5~5 mmほどなのに対し、ダブルは5~7mm、場合によっては10mmほどになる場合もあります。
自分の足に合うような靴を目指して履き続けるのがポイント
特にトリッカーズ(trickers)の靴は革そのものが硬めなため、履きこなすまでに時間と我慢が必要なのが難点かもしれません。
半面、自分の足に合った靴を目指して硬めのトリッカーズ(trickers)を履き続けてなじませる例もあるようです。
耐久性、耐水性が上がるダブルソールだがしなやかさが減る
ダブルソールだと耐久性、耐水性が向上し減るのも遅くなりますが、自重が重くなるのと、ソールとしてのしなやかさが少なくなるデメリットがあります。
しなやかでないソールだと返りが悪くなるのは否めず、また、しなやかでないために、つま先や踵部分に負担が増え、すり減ったり削れたりしやすくなるのです。
それでも、メリットを優先させてトリッカーズ(trickers)の靴をビジネスシーンで使う方も少なくありません。
トリッカーズ(trickers)のチャッカブーツはトリプルソール!
レザーソール2枚のダブルで強度が増し、水にも強くなるというのであれば、底革の枚数が3枚の方がより良いはずと考え、メーカーが採用したのがトリプルソールで、製品としても存在します。
トリッカーズ(trickers)でもトリプルソールを扱っており、有名なのが品番M6645のチャッカブーツ。
全体的に丸みを帯びたシェイプで、紐を通す穴が2組のシンプルなブーツながら、トリプルソールでどっしりとした存在感があり、トリッカーズ(trickers)ならでは、というブーツです。
合成ゴムを使ったトリッカーズ(trickers)のダイナイトソールが有名
レザーソールだけでなく、トリッカーズ(trickers)にはもちろんゴム底、合成ゴム底のブーツやシューズもあります。
ゴム底といえばダイナイトソールが有名で、トリッカーズ(trickers)も使っています。
このダイナイトソールは、実はブランド名で正しくはスタッデットソールといい、イギリスのハルボロラバー社が生産しています。
トリッカーズ(trickers)のダイナイトソールはスーツでも履ける
靴底の接地面に軽い凹凸が施された見た目で、感覚的にも平面底と変わりません。
それでも軽い凹凸がグリップ力につながって滑りにくく、またゴムなので水をはじくことから、雨天用の革靴の靴底として人気です。
スーツでも違和感なく履けるレベルのソールです。
ゴツゴツしたビブラムソール採用のトリッカーズ(trickers)のヘンリー!
続いて合成ゴムを使ったコマンドソール、別名ビブラムソールと呼ばれる靴底です。
軍隊で使われているほか、登山用ブーツやワークブーツ、カントリーブーツなどに適しており、実際トリッカーズ(trickers)のラインアップでも使われています。
品番2754/23のヘンリーカントリーディーラーブーツ(ラスト4444)が、サイドゴアブーツとして人気です。
トリッカーズ(trickers)のコマンドソールはやっぱりカジュアル向け?
イタリアのビブラム(Vibram)社の製造で、高いグリップ力を誇るとともに耐久性も強いのでトリッカーズ(trickers)でも複数のブーツなどで採用しています。
スーツやフォーマルには合わない、というよりカジュアル感が強いため、履くのがはばかられる靴といえます。
しかし昨今はドレスシューズとして履くことで、武骨なイメージを演出する例もあるようです。
つまり、カジュアルでのコーディネートなら違和感なく履けるのがコマンドソールといえましょう。
トリッカーズ(trickers)のブーツのお手入れ方法を説明
トリッカーズ(trickers)の代名詞ともいえるのが、頑丈なブーツでしょう。
ブーツは、トリッカーズ(trickers)に限らず、雨の日やアウトドア、山歩きなど多少の汚れを気にせず履ける便利な靴です。
便利ではありますが、汚れたブーツをそのまま放置、あるいは汚れのみを軽くぞうきんなどで拭いておしまい、というのでは、せっかくの高価なトリッカーズ(trickers)も台無しです。
手入れを怠らなければ一生履けるのがトリッカーズ(trickers)の靴!
しかし、手入れさえ怠らなければ大げさでなく一生使えるブーツといえます。
今後も履き続けるために、トリッカーズ(trickers)のブーツのお手入れ方法を、順を追って説明します。
本革のお手入れ方法については、別の記事に詳細をまとめています。
詳しくご確認されたい方は、是非この機会に 合わせてご確認下さい。
トリッカーズ(trickers)の靴のお手入れはアウトソールから始める!
ブーツを含めた革靴全般のお手入れは、アウトソールから行うのが基本です。
というのも、甲革やコバなどを先にして最後にアウトソールとなると、せっかくきれいにした甲革やコバに、アウトソールの汚れや、汚れを落とすためのクリームが付いたり、汚れた布、指や手などが触れてしまうためです。
ですので、お手入れの順番はアウトソール、コバ、甲革と進めて最後にクリーム等での仕上げになります。
トリッカーズ(trickers)の種類多いソールにふさわしいお手入れを
最初に手入れをするアウトソールは、地面に接するだけに様々な汚れが付きます。
ホコリはもとより、極小つぶの石などがめり込んでいることもあるので、 これらを毛足が強い豚毛ブラシでこそぎ落とします。
それほど汚れや異物がなければ濡れ雑巾でもいいですが、拭き終わったらしっかり乾かします。
トリッカーズ(trickers)の靴のアウトソールにも靴の栄養剤が効果的
汚れなどを落とした後、靴の栄養剤というような名前で、いくつかのメーカーが販売している専用クリームを均等に塗っていきます。
布に付けて、しみ込ませるように塗る方法のほか、ペネトレイトブラシを使ってまんべんなく塗るという手もあります。
カビ止めが配合されているクリームもあるので、アウトソールの傷み具合を見て塗るようにします。
塗り終えたら20~30分ほど乾かします。
トリッカーズ(trickers)のアウトソールはミンクオイルで防水
クリームによる湿り気がなくなってサラっとした状態ながら、しなやかさがでているはずです。
栄養剤クリームではなく、防水となるミンクオイルを塗ってもいいでしょう。
ソールはカビが生えやすいので、汚れの元となるカビを寄せ付けないように水をはじいてソールを守ります。
塗り方は栄養剤クリームと同じです。
トリッカーズ(trickers)のブーツほか革靴のコバのお手入れ方法
続いて、コバと呼ばれる部位のお手入れです。
ドレスシューズですと、つま先から土踏まずあたりまでを覆っている細い部分、甲革よりも前に出ている箇所がコバになりますが、ブーツだと踵を覆っている下部分、踵よりも若干後ろに出っ張って部位もコバになります。
靴底の側面、底を覆っている周囲全部を指す場合もあります。
汚れやキズがつきやすいコバは削ってきれいに
エッジともいうブーツのコバは、甲革や踵より出っ張っているだけに、地面はもとより、いろいろなところにぶつかることで、汚れやキズが付きやすい部位です。
コバがボコボコだったり、目立つキズがあると見栄えもよくありません。
なにより、ブーツの寿命を縮めてしまいます。
トリッカーズ(trickers)のコバにできたキズはやすりで削り取って着色!
まずはコバのキズの修復と着色から説明します。
コバのキズは、600番前後の紙やすりで削ってキズついていない箇所と同じ見栄えになるようにし、指で触って凹凸が分からなくなるようにします。
削りすぎないようにするのがコツです。
削った後はコバインキで着色するが着色力が強いので要注意
次いでコバインキで着色します。
大手のシューケア製品メーカーのコバインキで十分ですが、着色力がとても強いので甲革につかないように十分に注意しましょう。
インキの色が薄い場合は、1回塗ったあと数分してから再度塗ります。
さらに色を濃くしたい時は数回繰り返してください。
トリッカーズ(trickers)のブーツの汚れを落としたらクリームを塗る
続いてブーツの汚れ落とし、さらにクリーム入れとポリッシュです。
必要な道具は、靴磨きの布、豚毛ブラシ、靴クリーム、ポリッシュで、ペネトレイトブラシもあれば便利ですが、布で代用できます。
まず、布で汚れを落とします。
泥などは、ぬるま湯を含んだ布で拭うように落として、乾いた布で拭いておき、軽くブラッシング(布で代用可)します。
古いクリームなども落ちてしまうので、この段階のブーツ表面はテカりがなく、くすんだようになります。
乳化性クリームを均等に塗っていく
汚れを落としたら、靴クリーム、いわゆるデリケートクリームまたは乳化性クリームを薄く、なるべく均一になるように塗ります。
クリーム自体に色がついている場合、色は薄めに設定されてはいますが、ブーツの色より明るい色のクリームがいいでしょう。
仕上げにきれいな布で磨いていきます。
手入れの最後はトリッカーズ(trickers)のブーツのポリッシュを
最後にブーツ表面に光沢を出すためのポリッシュを塗ります。
ポリッシュはワックスの成分が多く、光沢を与えるとともにホコリや雨などから革を守ってくれます。
ポリッシュのメーカーによっては、耐水性が強い製品もありますので、履く時期などを考えて使うのがいいかもしれません。
ポリッシュがなじんだら、全体を布やコットンで磨きます。
パンティストッキングも意外と有効で、使っている方は多いかもしれません。
トリッカーズ(trickers)のお手入れに自信がなければプロにお任せ
ここで紹介したコバの手入れほか、トリッカーズ(trickers)のシューケアを、どうしても自分ではできない、あるいは、まずはプロにケアしてもらってから、という方は大手の靴修理店に持ちこんで、シューケアのエキスパートに任せるというオプションもあります。
コバのキズ落としや色塗りだけなら3,000円前後が相場のようです。
その他のリペアを含むケアについてはお店で確認してからにしましょう。
スエードシューズの手入れ方法についても、別の記事に詳細を記載しております。
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