お仕立券のメリットやデメリットとは?
ここまで、オーダースーツのお仕立券に関する、特徴やシチュエーションについて、紹介をしてきましたが、実際に活用してみる前に、メリットやデメリットについてもまとめて解説していきます。
メリット1)予算が決めれる
オーダースーツのお仕立券は、購入金額を事前に設定することが出来るため、予算内で安心してプレゼントをお渡しすることが可能です。
これもあるあるですが、プレゼントの代わりにお相手と買い物に行った際、予算をオーバーしてしまったことはありませんか?
オーダースーツのお仕立券さえあれば、あとはあなたが同席してもしなくても、テーラーさんが予算範囲内で調整しサービスを提供してくださるので、予算に震えず、安心してお任せ出来ます。
メリット2)お相手の体型に合ったスーツが作れる
そもそも、オーダースーツの最大のメリットは、その人の体型に合ったスーツが作れるところにあります。
既製品のスーツは、万人向けに作られているため、1人1人の体にフィットさせることは物理的に困難ですが、お仕立券を活用して仕立てるスーツならば、個々の体型に応じて、細かく採寸を行う上、体型の癖(猫背・撫で肩・怒り肩etc・・・)しっかりジャストフィットな1着を作ることが可能です。
体型に合ったスーツは、動きやすく着心地も良いですし、とにかく疲れづらくなります。
既成品のスーツでは感じることが出来なかった満足感を得ることができるはずです。
メリット3)スーツが長持ちする
オーダーで仕立てられたスーツは、既成品のスーツと比較して、長持ちすると言われています。
1)ジャストフィットのスーツは、生地に余計な負担が掛かりにくい
2)摩擦が軽減される
3)愛着が湧くため大事にする
4)縫製が丁寧 etc・・・
せっかくのプレゼントなので、極力持ちするものを贈呈したいとお考えの方が多いと思います。
そんな方は是非とも10年以上着用出来る、高級オーダースーツをプレゼントしてみてください。
メリット4)物がコンパクトでサプライズにも最適!
オーダースーツのお仕立券は、物そのものがコンパクトであるためプレセントする際に、サプライズを演出しやすいです。
一方で既成品のスーツをプレゼントするとなると、物が大きいのでどうしても目立ってしまうので、サプライズは一苦労になってしまいます。
また、お店によってはメッセージカードを添えたり、お祝い用に水引を付けるサービスも設けているようなので、一度テーラーさんも事前に確認をしてみることをおすすめします。
メリット5)貰い手は好きなタイミングで活用できる
プレゼントとして嬉しいの点は意外とこんなところにあります。
食べ物などで、頂き物を食べ切れず、賞味期限が切れた経験はありませんか?
忙しくて、なかなか直ぐに行使出来ないなんてことが、起こりづらいのも嬉しいメリットです。
オーダースーツのお仕立券は一般的に、有効期限が一年近くあるので、受け取った方の最適なタイミングで活用いただけるため、忙しいお相手にも親切です。
デメリット1)完成までに時間がかかる
オーダースーツは、そもそも注文を受けてから仕立てに入るためため、現物スーツの受け渡しまでに、時間がかかる点はデメリットとも言えます。
完成期間は、テーラーや各店舗によって異なりますが、おおよそ1ヶ月前後が一つの目安になります。
お相手が急急遽スーツを必要としている際は、事前に余裕を持った上で、お仕立券をプレゼントされることをおすすめします。
デメリット2)予算感がやや高めとなる
当然ながら、既製服と比べ、上質なサービスや品物が贈呈出来る代わりに、予算感は高くなります。
しかしながら、全体的な費用対効果はかなり高く、評判も良好と言えるので、目先のお値段に拘らず、贅沢な一時を大切な方に提供したいという方にはうってつけです。
そもそもオーダースーツの価格相場とは?
スーツの値段は店舗によって様々ですが、どのぐらいの値段が妥当なのか気になる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、アンケート調査の結果を基に、参考までに紹介していきます。
出典:株式会社バルク アンケート調査
「サービス業」の場合、約3割が20,000円以下のスーツを購入しており、スーツを着る機会が少ない業種においては、スーツにあまりお金をかけない傾向が出ています。
一方、「管理職」を見てみると、約3割が100,000円以上のスーツを購入されています。
つまり会社での立場や、周りからの信頼を意識される業種にておいては、スーツの質にこだわっていることが窺えます。
そのため、オーダースーツのお仕立券をプレゼントする際は、贈る相手の職種や会社での立場も考慮し金額を決められることをおすすめします。
スーツの値段による違いとは?
スーツの値段を左右する大きな要素としては次の2つがあります。
- 生地の良さ
- 仕立ての良さ
生地の良さ
スーツに使われる生地の質が良くなるほど、それに比例してスーツの値段は上がります。
例えば、安価なスーツの生地は、ウールとポリエステルを混ぜた混紡で仕立てられたものが一般的で、高いスーツの生地は、ウール100%となります。またウールの質が上がれば、さらにスーツの値段が上がります。
一般的なショッピングモールや各ブランド店で販売されているスーツを例にすると、価格40,000円以降のスーツからウール100%の生地が使用されている傾向にあります。
質の良い生地ほど、生地の繊維がきめ細やかで、着心地も良く、見た目の光沢が生まれます。
仕立ての良さ
仕立ての良いスーツほど、比例して値段が上がります。
分かりやすいように、2つの例を見てみましょう。
- 中国などの海外工場にて、マシンを使い、万人向けに大量生産されたスーツ
- 日本の国内工場にて、職人によるハンドメイドを用い、一人一人の体に合わせて仕立たスーツ
この場合、やはり後者の方が仕立てが丁寧なため、スーツが長持ちしやすく値段も高くなります。