スーツのベントの種類とは?
出典:https://supremo.jp/
大きく分けると、ベントには2つの種類があるので、これらのベント名は是非覚えておきましょう。
それは、「センターベント」と「サイドベンツ」というものです。
センターベントは背中に一本のラインが入るタイプ!
このうち、センターベントはスリットが一本中央に入っているタイプのことを指し、この作りは馬に乗る動きを快適にするために考案されたものになります。
スリットが中央に入っていることで、馬にまたがって両足が開いた状態でも上半身が窮屈にならないようにしています。
動きの軽快さを求めて生まれているのがセンターベントで、歩きまわることが多い現代のビジネスマンにも向いているスタイルになっており、こうしたこともあって、多くのブランドがセンターベント仕様のスーツをメインとしています。
特に、アメリカのスーツブランドではセンターベントのみとしているところが多いのが特徴です。
サイドベントは背中の左右にラインが入るタイプ!
サイドベンツは真ん中ではなく、左右に二つスリットが入っているタイプになります。
これは、騎士が剣を扱うのに便利なように作られたのが始まりであり、腰に挿した剣を抜く時には、上着を跳ね上げるようにして抜くとスムーズに、そして素早く行えます。
そこで、より剣に近い部分にスリットを入れることによって、動きをスムーズにしようと考えたのです。
このように、サイドベンツは騎士のニーズに合わせた生まれたという歴史があるためか、センターベントに比べると気品を感じられるデザインなのが特徴です。
ベントの選び方を解説!
2種類のベントは、シーンやスーツのスタイルによってどちらかを選ばないといけないという決まりはなく、そのため、それぞれの好みと機能性を鑑みて選ぶことができます。
選ぶ際には、上記の違いを意識すると良いでしょう。
それぞれのベントが人に与える印象とは?
センターベントは活動的なイメージがあり、スタイリッシュな雰囲気が強くなる一方で、サイドベンツは上品で落ち着いた印象を与えます。
ちなみに、センターベントはスマートで活動的な後ろ姿となるため、アメリカのブランドで使われることが多く、威厳が出るサイドベンツはイギリスのスーツブランドで採用されることが多いことを覚えておくと良いでしょう。
こうした違いも知っておくと、スーツを見比べてどちらが自分に合うかを選ぶ時に役立ちます。
まとめ
スーツの後ろ姿というのは、印象を大きく左右する一つのポイントになります。
特に、ベントの種類の違いは与える雰囲気を変えてしまうので、目指すスーツコーデを考えて、どんなデザインにするかを決めましょう。
デキる男は後ろ姿もしっかりと意識してスーツを選ぶもことが重要です。
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