ダイヤモンドへの投資には、長期的には価値が上昇する可能性が高いとともに、メンテナンス費がかからないなどのメリットがあります。しかし価格はデビアス社に管理されているため、短期投資には向いていないかもしれません。
ダイヤモンドへ投資?
投資にはいろいろな種類がありますが、その中の一つにダイヤモンドを使った投資方法があります。ダイヤモンドを購入する場合と、ジュエリーやパワーストーンとして購入する方法があり、石の選び方や基準が異なります。決して安くはない投資ですから、正しい選び方や投資方法を知ることで、ご自身に合っているかどうか、考えてみましょう。
ダイヤモンドへの投資方法
ダイヤモンドへの投資でジュエリーやパワーストーンとして投資する場合、希少性が高く、年々少しずつ価値が高まっている宝石ではありますが、利益が出るどころかマイナスになってしまうことが大半です。その理由は、ジュエリーとしてのダイヤモンドの価格には、石そのものが持つ価値に加えて、デザイン料や加工料、メーカーや職人の利益などが含まれているからです。
ダイヤモンドの投資をする場合には、ジュエリーとして加工されているものではなく、できるだけ原石の状態で品質が良い石を選び、中間手数料を最小限に抑えるための工夫やネットワークが必要となります。
ダイヤモンドへの投資のメリットやデメリット
ダイヤモンド投資の最大のメリットは、石の希少性が高まることで価値が確実に高くなるという点があります。ダイヤの価値はデビアス社が管理していて、採掘量や流通量なども一元管理されています。そのため、価格は比較的安定しながら上昇を続けています。
またダイヤモンド投資は、世界中どこからでも投資ができて、国境や通貨に影響を受けないというメリットもあります。可動資産という点は、大きな魅力ですね。またメンテナンスが不要だとか、登記や登録が必要ないという点もまた、メリットと言えるでしょう。
もちろん、ダイヤモンド投資には、デメリットもあります。それは、短期投資には向いていないという点です。株のように市場の動向によって価格が大きく変動することはないため、短期的な投資には向いていません。また、購入場所によって手数料が高くなり、投資で得られる利益に大きく影響を及ぼすという点もまた、デメリットの一つです。
ダイヤモンド投資の注意点
天然ダイヤモンドの価格は、デビアス社が管理しています。しかし近年では人工ダイヤモンドが生成されるようになり、ダイヤモンドの価値が変動しやすい状況にあります。天然ダイヤに限れば、長期的な投資商品としておすすめですが、人工ダイヤモンドによる価格変動の要因が増えることによって将来の見通しが難しいことは否めません。
まとめ
ダイヤモンド投資は、可動資産として長期投資に適しています。しかし、ジュエリーになったダイヤモンドを投資に使うのは、購入価格の中に多種多様な手数料やダイヤモンド以外の費用が含まれているという点で、おすすめではありません。