パンツの裾の長さはスーツ姿の印象を左右する大事なポイントになります。
そこで、どのくらいの長さを基準にして選ぶようにすればいいのかを考え、また、流行りのノークッションを取り入れたコーデのポイントもチェックしてみよう。
シルエットの大前提はスリムスタイルから!

スーツのカッコよさを決める大きな要素の一つはサイズ感になります。
いくら良い生地でデザインが優れていても、体型に合っていなかったり無駄に丈が長かったりすると、ダサく見えてしまいます。
そのため、自分の体型に合っているかを見るのは最低条件とも言える。基本的にはスリムスタイルでサイズを見るのがベストです。
スリムスタイルでのサイズ選びの方法はこれ!
体のラインに沿うようにして、だぶつくところがないサイズを選びます。
パンツについては、細身の人であればノータックを選び、下半身ががっしりしている人でもワンタックにすることで上半身とのバランスが取りやすくなるし、足も長く見えます。
パンツが太いとどうしてもスマートに欠けるし、脚が短く見えてしまうので注意が必要です。
パンツ丈について裾の長さは3パターン!

パンツのサイズ感を合わせるためのポイントは太さだけでなく、裾までの丈も重要です。
1センチ以下のほんの少しの差でも、見る人に与える印象は変わってくるのでこだわりたいところです。
本当に細かく長さを見ると大変なので、「クッション」という考え方で裾の長さを調整するのが一般的になります。
このクッションには3つの基準があるので、押さえておこう。
定番はこれ!『ワンクッション』

ワンクッションとは、立った状態で裾が靴の甲につき、クッションつまり折り目が1つできる長さのことになります。
これ以上長くなるとカジュアルファッションのようになってしまい、スーツ姿ではサイズがいかにも合っていない、場合によってはだらしないイメージを与えてしまいます。
ビジネスシーンにベストなワンクッション!その理由とは?
ワンクッションの長さであれば、歩いている時に膝を上げても甲の上に靴下がのぞくことはなく、また、座っている時もあまり裾が上がらないので、失礼になることがありません。
こうしたメリットがあるため、ビジネスシーンにふさわしい長さと言えます。
ワンクッションは定番の標準の長さ!
間違いのない丈の長さなので定番であり、特に指定をしなければワンクッションで仕上げる店も多いく、靴下を見せることがないので、誠実さや清潔感を与えることもできます。
クラシックスタイルのスーツを着る時にはサイズ感もそれにふさわしくしたいので、ワンクッションが適しています。
無難にいきたいなら『ハーフクッション』

ハーフクッションはパンツの裾がギリギリ靴の甲に当たるくらいの長さにスタイルになります。
特に若い世代では、ハーフクッションにすることが多くなっています。
カジュアル仕様にも多いのがこの長さ!
カジュアルにも多い長さで、スタイリッシュさを前面に出すことができますが、注意点としては、靴の形によっては靴下が出てしまうこともある点になるので、採寸をしっかりとすることだ重要です。
よく履く靴を持って行って、採寸することをおすすめします。
また、イスに座る時はどうしても裾が引っ張られてしまうので、長めの靴下を履いたり、かかと側を少し長めにする裾仕上げをしてもらうなどの工夫をすると良いでしょう。
スタイリッシュに決めたい方向け!
ハーフクッションは、ダサいスーツ姿にはなりたくない、スタイリッシュに決めたいというのであれば、無難の長さと言え、裾を上げる時の微妙な長さの違いによって、印象ががらりと変わってしまう仕上げ方でもあるので、しっかりと鏡を見ながら決めるようにしよう。
上級者感を醸し出す『ノークッション』

ノークッションとは、裾が靴の甲よりも上にある状態のことを指します。
他の言い方をすれば、靴下がはっきりと見えるくらい、短く裾を上げるということになります。
今の流行はこの長さ!現在ではビジネス仕様も可!
本来、ノークッションはスーツ姿にはふさわしくない長さとされてきましたが、しかし、次第にノークッションをビジネスの装いとして入れる人も多くなってきていて、今では市民権を得ています。
より若々しく、オシャレなイメージが強くなるので、上級者向けの仕上げ方と言え、靴下や靴がよく見えるため、足元のオシャレに気を配るとコーデがうまくいきます。
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