ビジネスシーンでの服装が、かつてほどやかましくなくなっているのは事実でしょう。
とはいえ、ビシっと決めたスーツであればあるほど靴も合わせたいものです。
また、スーツにはレースアップの靴が基本ですが、時にはおしゃれ感、カジュアルさをアピールしてローファーを選択するという手段も現在では、多くのシーンで行われています。
スーツにローファーはダメ、と思っている方、ローファーの種類とともに、無難な合わせ方についても紹介していきますので是非ご参考にしてみてください。
まずはローファーについてのおさらい!

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まずは、スーツとローファーのコーディネートなどを説明する前に、まずはローファーとはそもそも何なのかをおさらいしてみましょう。
実は…ローファーとは〇〇のこと!!

ローファーとは、ズバリ「怠け者」という英語が元になっていることをご存知でしょうか?
靴ひもを結ぶことなく気軽に履いたり脱いだりできるのが特徴で、スリッポンは靴に足を突っ込むだけで履ける種類の仲間とみなされています。
日本では制服着用の高校生の指定靴であることが多いことから、社会人になってもローファーにスーツという格好でいたら、先輩に諭された、という例もあるほど知られた靴になります。
スーツにローファーでも大丈夫?おしゃれなコーデとは?

ところが、近年のファッションのカジュアル化などともあいまって、スーツにローファーはマナー違反、という指摘はややかげをひそめ、コーディネート優先から許容範囲が広くなっているのも事実のようです。
そこでここからは、ローファーの簡単な歴史と種類、どんなコーディネートがあるかを紹介していきます。
ローファーの起源!種類は大きく2種類!

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そもそも、ローファーの起源は、大きく2種類あります。
一つは英国のオーダーメイド靴店が、王室や上流階級向けの室内履きとして献上したというもので、もう一つはノルウェーの靴職人がアメリカで靴作りを学んで帰国し、ノルウェーの伝統的なモカシン靴に似せて作り始めたというものになります。
後者のローファーは欧州各国に輸出されたことから、滞在していたアメリカ人 に注目され、雑誌に紹介されたことで広まっています。

様々な種類がある?ローファーとスーツでコーディネート!


その後、ペニーローファーとして広まるとともに、甲の部分に房飾りを付けたタッセルローファー、日本の高校生などにおなじみのビーフロール・ローファーなどが作られていきました。
ともあれ、気軽に履けるローファーだけに、スーツでも履きたいと考える方は多いに違いありません。
そこで次は、シチュエーション別でのスーツとローファーの関係やオーソドックスなコーディネートについて触れていきたいと思います。


フォーマルな集まりでは…おかしい?


スーツにローファーでのコーディネートとして、外しておきたいのがフォーマルな集まりの時になります。
このほかですと、開拓営業職の場合やリクルートスーツでは履くのを避けた方が無難になりますが、ただし例外として、成人式や大学入学式ならおかしくもなく問題ないでしょう。
カジュアルならスーツにローファーでも大目に見られる!


ビジネスでもクールビス、ウォームビス時期などであればカジュアルっぽい格好として大目にみられるようです。
むしろ軽快、快適そうに見えていいかもし れません。


ビジネススーツであえてローファーを履くなら!


次は、ビジネススーツでもあえてローファーを履く場合の注意点を考えてみます。


ビジネススーツなら黒かこげ茶のローファーを…
ビジネススーツは濃紺か濃いめのグレーになるので、靴も黒かこげ茶が定番です。
明るめだとどうしてもカジュアル感が抜けないため、ローファーもこれにならって、黒かこげ茶を選びます。
例えば、こんな革靴なら、おしゃれを演出してくれるでしょう!色味が特にセクシーです。
ジョンロブについて詳しく知りたい方は、別の記事にもまとめていますので、こちらからご確認下さい!


甲が一枚でなくスムースな革のローファーで!


革もスムースレザーがベストで、型押し(クロコ)やスエードは好ましくありません。
さらに甲の部分が一枚の革で構成されていないタイプにします。
というのも甲にシワができることで、スーツを着ていると足元だけ不格好に見えてしまうためです。
タッセルローファー×スーツなら…


ただし、一枚革でもタッセルローファーであれば、甲の部分に縫い目が入ることで伸びにくく、シワもできにくい構造なので、それほど気を遣うことはなさそうですね。
とはいえ、タッセルの場合は着こなしも影響してくるので、スーツ+ローファ ーの組み合わせを熟知していないと難しいでしょう。
タッセルローファーを試してみるなら、クロケット&ジョーンズのタッセルローファーをおすすめします。
クロケット&ジョーンズについて詳しく知りたい方は、別の記事にもまとめていますので、こちらからご確認下さい!

