今回はイギリスの名門エドワードグリーン(edward green)の魅力について徹底解説致します。
エドワードグリーンと言えば「202」「82」「808」など木型の名作が豊富な革靴ブランドですが、そんなエドワードグリーンの人気コレクションである「チェルシー」や「DOVER」更には、エドワードグリーンの 代名詞とも呼べる「808」ラスト等、各モデルの気になるサイズ感や評判を特別大公開。
実用的な情報が盛り沢山なので、是非最後まで、お付き合い頂けたらと思います。
エドワードグリーン(edward green)の歴史とは?

エドワードグリーン(edward green)は1890年、靴の聖地ノーサンプトンにて創業しました。
創業当初から高品質な高級紳士靴の生産に特化し、生産数を1週間あたり約250足まで絞ってクオリティコントロールを行っており、1930年代、大戦期には軍需分野で力を伸ばし、英国空軍向けプーツの分野で最大規模を誇るまでになっていきました。
一方で、ウィンザー公やアーネスト・ヘミングウェイといった著名人たちにも愛用され、「伝説の靴」とまで謳われるようになっていきます。
エドワードグリーン(edward green)も、経営悪化時期があった?
しかし、そんなエドワードグリーン(edward green)も、戦後は徐々に経営が悪化します。
1977年にはアメリカ資本への売却を余儀なくされてしまいますが、それでも経営難を打開するには至らず、倒産寸前にまで追い込まれ、ここがプランドのどん底の時代といわれている。
そんな中、この窮地を救ったのが、イタリアで靴デザイナーをしていたジョン・フルスティックになり、エドワードグリーン(edward green)が抱えた借金+1ポンドの金額でブランドを買収したというエビソードはつとに有名です。
1983年、社長に就任したフルスティックはブランドの再建に着手し、典型的な英国クラシックのデザインであったそれまでのモデルを少しずつ現代的にモディファイしていきました。
窮地を救った先代社長ジョン・フルスティック氏と「808」ラスト!

右:ヒラリー・フリーマン
808ラストを開発し、エドワードグリーン(edward green)にロングノーズという新しい風を吹き込んだのが、ジョン・フルスティック氏になります。
ちなみに、ジョン・フルスティック氏の靴デザインはポルシェ911のフォルムに影響を受けていたとされています。
そして、その集大成といえるものが、’98年に発表された808ラストになります。
細身のセミスクエアトウはビスポーク靴を現代的にアレンジしたもので、過去になかったスリムな顔つきで話題をさらっています。
また、2000年にフルスティックが死去した後はパートナーのヒラリー・フリーマンがその後を継ぎ、より自社ブランドの強化を推し進めていっています。
そして、’80〜’90年代にかけては他ブランドネームの靴作りも積極的に行っていましたが、この前後から次第に自社ネームに集中していき、実力派ファクトリーから高級シューズブランドとしてのポジションを固めてきました。

エドワードグリーン(edward green)の特徴や評判とは?

エドワードグリーン(edward green)の歴史について紹介してきましたが、ここからは、より具体的に、エドワードグリーン(edward green)の特徴や評判などについて、細かく紹介していきます。
アンソニークレバリーもエドワードグリーン(edward green)製?

英国のブランドシューズの中でも、随一の伝統を誇るエドワードグリーン(edward green)は、最高級品質のカーフスキンを採用していることでも広く知られているブランドになります。
OEMのメーカーとしても数多くの有名ブランドの製造を手掛けており、かの有名な、ラルフ・ローレンなど、名だたる有名ブランドの製造を手がけ、その技術力は折り紙つきです。
ラルフローレンについては、別の記事にて詳しく紹介していますので、更に詳しく知りたい方は、こちらから確認下さい!

そのため、アンソニークレバリーの靴の製造も、エドワードグリーン(edward green)製では?
と囁かれています。
