リーガル(REGAL)は100年を超える歴史がある革靴メーカーです。
日本人の足に合わせた靴作りで普遍的な人気を誇るリーガル(REGAL)について、あなたが気になる様々な情報を網羅しまとめています。
こだわりの靴が作れるパターンオーダーサービスをはじめ、修理・メンテナンス・手入れ方法など、大切な情報を盛りだくさんでお届けしていきますので、是非最後までお付き合い下さい。
そもそもリーガル(REGAL)ってどんなブランド?
革靴メーカーとして日本でも名高いリーガル(英語のスペルはREGAL)ですが、革靴の詳細について紹介する前に、ブランドコンセプトについて触れていきたいと思います。
『REGAL』という言葉は英語で直訳すと、『王者らしい』、『帝王の』、『威厳がある』、『堂々とした』、という意味をもっております。
そして、『トラッドで築いた信頼と安心を受け継いだブランド。〜本物志向のあなたに〜』をブランドコンセプトに掲げ、創業から約100年間、今日に至るまで、様々なヒット商品を世界中に提供し続けている老舗の革靴メーカーです。
ブランドの歴史についても紹介!
リーガル(REGAL)の設立は、アメリカのマサチューセッツ州にて1880年にまで遡ります。
日本には、20世紀初頭ごろに進出しており、1962年には、日本製靴株式会社と技術提携したことで、急激に日本での浸透が深くなっていきます。
その後1990年4月に日本製靴が「リーガル(REGAL)」の商標権を取得し、10月に同社は「株式会社リーガルコーポレーション」へと社名変更し、現在に至っています。
そして、革靴メーカーとして確固たる地位を築き、日本国内にも定着していく中で、現在では、日本の革靴メーカーの一角として、多くの愛用者に親しまれています。
REAGAL SHOPは全国に約140店舗を展開!
また、リーガル(REGAL)ショップは、北海道から沖縄まで全国に約140店舗程展開しています。
他にも百貨店のシューズコーナーやアウトレット等で、リーガル(REGAL)の靴は誰でも気軽に購入することが可能です。
そしてリーガル(REGAL)の靴は、リーガル(REGAL)ショップや百貨店のリーガル(REGAL)コーナーで、修理やソールの張り替えなども、受け付けてもらえます。
革靴のサイズ感について!表記サイズより少し大きめ?
靴のサイズについてですが、靴のサイズ感は、ご存知の通り、メーカーやブランドによって若干異なってきます。
そんな中でも、一般的にリーガル(REGAL)の革靴は、表記サイズよりも少し大きいといった声を聞くことが多いようです。
そのため、初めて購入される際は、一度店舗で入念に試し履きをしてから、納得の行く形で購入することをおすすめします。
また別の記事にて、革靴のサイズについては細かく纏めているので、あわせてそちらの記事もご確認下さい。
甲高&幅広という日本人の足を考えて製造しているため履き心地は抜群!
リーガル(REGAL)の靴が多くの方に親しまれ、とにかく履き心地が良いと評判なのは、幅の広狭や甲の高低に拘り製造を行っているためだと言われています。
一般的に日本人の足は、甲高幅広だと言われていますが、僅かでも甲が高く幅が広い作りであれば、当然サイズ感は他のメーカーと比べて大きく感じるのは無理のないことでしょう。
実際にリーガル(REGAL)の靴をお持ちの方なら、リーガル(REGAL)の靴が表示サイズに比べて大きめな感じは受けていたかもしれません。
高サービス!修理は「リーガルリペア」が担当!
リーガル(REGAL)はサービスの一環として、修理(リペア)を受け付けてくれてくれている点も非常にありがたい部分になります。
全国に約140店舗展開している「REGAL SHOES」に加え、百貨店などでもリーガル(REGAL)製品を取り扱っている店であれば基本的に修理を受け付けているので、修理が必要になった際は、実際に持ち込んで色々と相談してみましょう。
修理料金や期間はどのぐらいかかる?
修理価格は修理内容や、修理の箇所にもよりますが、踵であるヒールの交換を例にとってみると4,000円前後~ 7,000円ほどの価格感となっています。
また修理期間の目安としては1カ月〜2カ月程度になります。
リペアは基本的に、千葉県柏市にあるリーガル(REGAL)のファクトリーが担っており、全国からくる8割の依頼を柏市のファクトリーで対応しています。
リーガルリペアではオールソールの交換修理も行う!
修理対象として、もちろんソールの交換にも応じています。
特に靴底全体を交換する修理としてのオールソール交換も、愛着のある靴を履き続けたいという願望もあるため、ソール交換の依頼も多く承っています。
オールソールの交換により、履きなじんだ靴が新品のように甦るとなれば、費用をかけても惜しくないと思う方も多いのが現状です。
もし長年リーガル(REGAL)の革靴を愛用しており、まだオールソール交換をしたことがないという方は、この機会に一度お試ししてみては如何でしょうか?
オールソール交換を行うことで履き心地にも大きな変化を与える!
オールソール交換を行うことで履き心地に関しても大きな変化を体験することが可能です。
ただ、修理の内容によっては、ソール交換で甲の革の伸びがなくなったり、中底が引っ張られることできつく感じることがあので、その点は事前に詳細を店舗で確認しておきましょう。
オールソール交換ができない靴も当然存在する!
靴の種類によっては、オールソール交換ができなかったり、何度も交換することができないタイプの靴も存在しますので、その点は、修理を依頼する前に事前にしっかりと確認をしておきましょう。
基本的に対応可能な素材としては、革底、合成底、スポンジ底、デッキソールとなっています。
リペア料金は靴底の素材別に設定されており、一番安い8,000円強のデッキソールをはじめ、27,000円強という革底までと幅広い価格設定となっています。
おすすめしたいパターンオーダーについても紹介!
修理サービスに加えて、リーガル(REGAL)ならではのおすすめなサービスとして、革靴のパターンオーダーをおこなっている点もあります。
「パターンオーダー」は、全国約140店舗のリーガル(REGAL)ショップから申し込める上、いわゆる自分に合った靴をカスタマイズして製造してもらうのに、価格は1足あたり49,680円(税込)からと比較的お買い求めしやすい価格帯になっています。
パターンオーダーの流れについて!
パターンオーダーの流れについても簡単に紹介していきます。
1)プレーントウ、ウイングチップなど革靴のクラシックな16種類のデザインから好みのデザインを選ぶ。
2)ラウンドかスクエアか、つま先の形を選ぶ。
3)素材、カラーを選択素材はイギリス、ドイツ、フランスなどからの皮革で10種から選べます。
*キップ、スコッチグレイン、カーフなどがあります。
4)内張り(ライニング)のカラーを選ぶ。
5)ソール素材・仕上げを決める。
6)ヒールを選ぶ。
7)実際に履いてみた感触を試して靴幅を含むサイズを決める。
パターンオーダーなら自分らしい拘りの1足を作れる!
パターンオーダーの発注が完了すると、約60日後に引き渡しとなり、靴のほかにもシューバッグ、平ひもと丸ひもが付属します。
自分の好みに合わせた革靴が見つからない、という方や、とことんこだわった自分らしい革靴を履いてみたい、という方にはパターンオーダーは大変おすすめです。
知ってる?ガラスレザーについて!
リーガル(REGAL)の革靴は、全てではありませんが、ガラスレザーと呼ばれる革を使っています。
ガラスレザーとは、鞣した牛革をガラスやホーロー板に張り付けて乾燥させ、革の表面をサンドペーパーで擦ったあと、合成樹脂での塗装を施した革を言います。
ガラスに張り付けるためガラスレザーの呼称となったのです。
ガラスレザーの手入れ方法とは?
ガラスレザーのメリットとして、磨かなくても光沢が衰えない、手入れが簡単、汚れや水濡れに強い、といった点が挙げられますが、汚れの種類によっては、樹脂加工が傷む場合があるため、汚れだけはマメに落としておくことをお勧めします。
一方デメリットとしては、乾燥によるひび割れの心配が挙げられますが、このひび割れは、こまめな手入れを行うことで防ぐことが可能です。
シワ関しても一度ついてしまうと、戻せないことが多いので気を付けましょう。
表面に樹脂加工されたガラスレザーは雨の日にも重宝される!
ガラスレザーの表面に施された樹脂加工が雨の日にも威力を発揮します。
革靴としての出番は少ないかもしれませんが、雨の日対策用に1足持っており、ガラスレザーのアイテムが重宝されているという例もあるほどです。
ゴアテックスについて!今おすすめのアイテムも紹介!
ご存知のように、ゴアテックスは雨水などが外から入るのを防ぎ、蒸れたりした靴の中の水蒸気を逃がすという特殊な素材です。
リーガル(REGAL)の革靴にもゴアテックス仕様があるので、雨の日や歩くのが仕事という方には是非一度お試し頂けたらと思います。
ゴアテックスの手入れはどうするの?
ゴアテックスは特殊な素材だけに、手入れ方法が難しそうと思われがちですが、実はそんなこともなく、手入れの方法は通常の革靴と同様になります。
1)ほこり等の汚れを馬毛ブラシで落とし
2)古いクリームをステインリムーバーで落とし
3)乾燥を防ぐため新たにクリームを塗る
4)豚毛ブラシで磨いく
5)クロスで磨く
毎日革靴を履くビジネスマンであれば、ガラスレザーかゴアテックスを雨の日用に準備しておくのは、決して損ではないと言えるので是非一度この機会にお試し下さい。
まとめ
今回は、1902年の創業から100年以上の歴史があるリーガル(REGAL)の革靴について、ブランドの意味や歴史的な背景をはじめ、お手入れ方法・修理情報とあらゆる詳細を細かく紹介してきました。
中でも自分の好みの革靴を作ってくれるパターンオーダーは、リーガル(REGAL)のサービスの中でも特におすすめしたいサービスになります。
ゴアテックのみならず、シューケア商品なども含め、様々なタイプのアイテムが充実して用意されているので、ご自身のラフスタイルや好みに合わせて、是非多くの商品をお試し下さい!