宝石のインクルージョンについてあなたはどこまでその詳細をご存知でしょうか?
インクルージョンとは、石の内部に異物が含まれている状態を指しています。
時には、傷と判断されて価値自体が下がる原因になることもあれば、宝石の個性として判断してくれ宝石そのものの価値を高めることもあります。
見た目と合わせて、強度を考慮することも重要です。
そんな宝石のインクルージョンについて、種類や価値に関する知識をポイントとして解説していきます。
そもそも宝石のインクルージョンとは?
宝石は、大自然の中で長い年月をかけて作られたものになります。
そのため、宝石自体一個一個に確かな個性があり、インクルージョンとは、その宝石の中に含まれている鉱物および気体、または液体などといった宝石の性質とは異なる物質を指しています。
宝石の種類によっては、インクルージョンが含まれる割合が高いものがあったり、インクルージョンの作用によって宝石に美しい表情を与えてくれるものがあります。
さまざまな種類のインクルージョン!代表例をみてみよう!
例えば、インクルージョンにレビドクロサイトやゲーサイトなどが含まれると、ストロベリー・クオーツと呼ばれる宝石になります。
また、クオーツ(水晶)は、金鉱石と呼ばれる針状のルチルがインクルージョンとして入ると、ルチル・クオーツになります。
キャッツアイ効果やスター効果も現れる!
宝石のインクルージョンは、石自体にどのような光が当たるかによってスター効果やキャッツアイ効果やが現れることもあります。
すなわち、インクルージョンが含まれることによって、宝石自体に魅力的な個性を持たせることができるのです。
インクルージョンは傷だと判断されることもある?
しかし石の種類によっては、インクルージョンを傷と判断するもっしばしばあります。
特にダイヤモンドの4C評価にでは、透明度という観点において、マイナス要素があると判断され、低品質の宝石だと評価されることがあるため注意が必要です。
しかしながら言い換えると、インクルージョンは天然の宝石であること『証』となるということです。
インクルージョンの種類や特徴とは?
インクルージョンには、いくつかの種類がありますので、その種類についても紹介していきます。
1つ目:通称フェザーと呼ばれる羽毛状のもの!
これは、宝石内にの亀裂を指しており、宝石の価値が下がってしまう傾向にあります。
ダイヤモンドのクラリティを下げる要因の一つにインクルージョンがあるのですが、その代表例の一種としても相当しています。
2つ目:通称クラックと呼ばれるもの!
これは、宝石が生成される際に大きな圧力を受けて作られるもので、石の強度にとっては大きなマイナス要素となります。
3つ目:通称クリスタルと呼ばれる結晶!
宝石の中に、別の鉱物が決勝を作り出している状態が該当します。
ダイヤモンドの中にペリドットの結晶が含まれていたり、宝石の中に別の宝石が入っていると考えることもできます。
多くの場合には、耐久性に影響を与えるサイズのインクルージョンではありません。
4つ目:通称ピンポイントと呼ばれるもの!
針の先で石に傷をつけたような小さなサイズの結晶が該当します。
ピンポイントが密集したインクルージョンは、クラウドと呼ばれることもあります。
その他にも…
インクルージョンには棒の形をしたニードルと呼ばれる物や、気体や液体が浸透して作られた流体インクルージョンなどもあります。
インクルージョンを見極める3つのポイント!
宝石に含まれているインクルージョンを見る際には、3つのポイントを抑えることが大切です。
ポイント1)宝石の価値にどのように影響を及ぼすかするのか!
石の種類によっては、ストーンカメオのように石に個性や豊かな表情を与えてくれる要素となることもあれば、割れや欠けによって石の強度や透明度にマイナスの影響が出てしまうこともあります。
宝石を長く身に着けることを考えた上で、強度を低下させるようなインクルージョンを含む宝石は、避けたほうが賢明かもしれません。
ポイント2)インクルージョンを傷と捉えるべきか個性と捉えるべきか!
インクルージョンを傷と捉えるべきか個性と捉えるべきかによって、評価が変わるという点を十分に理解するということです。
透明度があって輝きが重視されるダイヤモンドのような石の場合には、インクルージョンが入っていることによって輝きが失われたり、見た目の雰囲気やゴージャスさにマイナスの影響があるかもしれません。
しかしメノウや琥珀など透明度が低いものなら、インクルージョンを個性ととらえて楽しめます。
ポイント3)インクルージョンの有無によって購入価格が変わる!
インクルージョンが入っていても、見た目にそれほど目立たなければ、気にならないかもしれません。
それでいてインクルージョンがないタイプの宝石よりもリーズナブルに購入できるのなら、お得です。
インクルージョンが宝石に与える価値の関係性!
インクルージョンが宝石の価値に対して与える影響は、石の種類によって違う上、どんなインクルージョンが入っているかによって大きく異なります。
基本的には、透明度が重要視されるダイヤモンドをケースにとってみると、インクルージョンは傷として判断されることが一般的であり、ダイヤモンド自体に対する評価は、マイナスとして取り扱われることが多いです。
しかしながら、スターサファイヤのようにインクルージョンによって、さらに美しい輝きを放ち、石の個性として楽しめるものもあります。
この場合は、インクルージョン自体が宝石の価値を高める役割を担っています。
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まとめ
宝石のインクルージョンとは、石の中に含まれている異物です。
強度に影響を及ぼす亀裂などもあれば、石の表面に美しい表情を与えてくれるような個性的なインクルージョンもあります。
どのような石にどのようなインクルージョンが入っているかによって、石の価値が下がることもあれば上がることもあります。