革靴に水シミや雨染みができてしまうと、とても見栄えが悪く多くのビジネスマンの頭を悩ませます。
しかし、上手にケアをしないとなかなかシミが取れないどころか、シミが大きくなってしまうこともあるので、適切な手入れの仕方をチェックして、靴を綺麗な状態に戻そう。
革靴にありがちなシミの種類とは?
革靴の見栄えを損なう大きな敵がシミになり、シミができるのにはいくつかの理由があります。
雨シミや水シミは大定番!
最も一般的なのが雨シミや水シミで、仕事などで外を歩くことが多いと、どうしても雨の日に歩かざるを得なくなるため、雨シミは水分が革に染み込んで、革の成分が表面に浮いてきてしまうことによって雨シミや水シミは起こります。
もしくは、雨が革の色素を抜いてしまうことによって生じることもあり、水シミも同じようなものだが、水分に含まれている色素が革靴に沈着してしまうのが原因によってなることもあります。
たとえば、コーヒーやジュースを革靴にこぼしてしまったケースや、泥水が当たるり、泥の色が革に移ってしまうこともあるので注意が必要です。
油による汚れにも要注意!
道路は自動車などから出る油が付いていることが多く、その油がはねて靴に付着すると、革の色が濃くなったような染みができてしまうのです。
この油汚れはかなり頑固で、中に浸透してしまうとなかなか取れないこともあり、また、擦れによってシミのように見えることもあります。
擦り傷やカビにも注意が必要!
さらに、革を縁石などに擦ってしまうと、表面が削れてしまって、その色が他とは違って見えるようになっていまいます。
もう一つの原因としては、カビが生えているケースもあります。
湿った場所に長い期間放置していると、革靴にカビが生えるのはよくあることで、点々とシミができ、カビが革を腐食してしまうので、手入れをしてもシミのように残ってしまうこともあります。
水シミの落とし方を解説!
靴ひもをすべて取ってから、濡らした布で革靴を全体的に包み込みます。
この際、水シミができているところにしっかりと布が当たるようにして、水分が吸収されるように気を付けます。
この状態で1時間程度放置して、全体に均等に水が含まれるまで待ち、時間が経ったら、水シミができていたところをチェックし、周りと同じ状態になっているかを確認します。
もし、まだ水シミの部分が目立つようであれば、さらに時間を置いて放置しておきましょう。
こうしてチェックをしながら水分を与え、水シミが目立たなくなったら布を取り、革靴の中に新聞紙を丸めて入れます。
こうして型崩れが起きないようにして、陰干しします。
完全に乾燥したことを確かめて、クリームやオイルを塗って保湿をしてあげましょう。
雨染みができた場合の手入れ方法はこれ!
掲載元:https://miura-na-hibi.com/brown-shoes-oteire/
ひどい雨染みができると、多少の手入れではなかなか取れないことがあります。
上記の方法をまずは試してみて、もしいくら待っても雨染みが目立つようであれば、次の手入れ方法を試してみましょう。
手順を順に紹介!
靴ひもをすべて外してから、クリーナーもしくはリムーバーを使って、全体の汚れを取り除きます。
その後、全体に水をかけて革に水が染み込むくらいに濡らします。
そして、サドルソープという革靴の手入れ専用の洗剤を使って、洗っていきます。
サドルソープはスポンジに含ませて泡立ててから、丁寧に全体を洗います。
この時、ゴシゴシとこすってしまうと革の表面が傷むので、優しく泡で包むようにするのがポイントです。
その後泡をタオル、もしくは水で取り除く。全体をきれいな布で拭きとり、汚れや泡の成分が残っていないかを確認しよう。
水分が残っている状態なので、革靴の中に新聞紙を入れて型崩れしないようにします。
頻繁に新聞紙をチェックして、濡れてきたら交換してしっかりと水分を吸い取れる状態に保ちます。
こうして陰干しをしながら、完全に乾くまで待ち、しっかりと乾燥しているのを確認したら、デリケートクリームを全体に塗り込むようにして塗布し、保湿しよう。