イタリアンブランドは、シャツを中心にしたブランドが多いことで有名です。
紹介するオリアンも1990年と遅いスタートのブランドながら、カジュアルを含めたシャツをメインにしたファッションを展開しています。
1枚でもインナーとしても着られるオリアンのシャツについて、取扱店はもとより、ブランド設立経緯なども交えて総括しました。
オリアン(Orian)とは何を意味するのか?
オリアン(Orian)とは、シャツに代表される北イタリアのファッションブランドを意味します。
創業者であるジャン・ガエターノ・オリアンが自身の名を冠したことで有名です。
オリアン(Orian)ブランドは創業者の名前を冠して1990年に開始
ジャン・ガエターノ・オリアンは1990年に北イタリアのシャツ工場を買収してオリアンブランドをスタートさせました。
基本理念は、シャツそのものが目立つのではなく、着る人の持ち味が生かせるようなシャツ作りが理想、としています。
創業者のオリアンはマシンメイドシャツ最高峰のギローバー出身
創業者のオリアンは、マシンメイドシャツの最高峰として名高い、同じくイタリアのシャツブランド「ギローバー(GuyRover)」でキャリアを積み、自分が理想とするシャツを作りはじめました。
着る人の個性を生かすシャツ作りが基本理念のオリアン
伝統的なイタリアの職人技術と、ギローバーで培った機械による技術を融合させたオリアンのシャツは、着る人の個性を生かすという理想のもと、じわじわと評価を上げていきます。
オリアン製でトゥモローランドの別注品としてのシャツも存在
出典:http://blog.baycrews.co.jp/edifice/
かつてはセレクトショップでありブランドでもあるトゥモローランドの取扱ブランドとしてオリアンのシャツが販売されていましたが、現在は終了しています。
その他、EDIFICEやビームスなどにて取り扱いがありますが、細かい取り扱い店舗については、後述しますの。
中古衣料販売サイトなどで、オリアン製でトゥモローランドの別注品としてのシャツが出品されることもあるようです。
オリアンブランドでレディースやユニセックスもサイズ豊富に展開
現在では一流ショップや有名店などでも取り扱われるブランドに成長、ファンを増やしています。
メンズだけでなくレディースシャツも取り扱っており、さらにユニセックスのシャツもサイズ豊富に取り扱っています。
もちろんカジュアル向けのシャツも数多く手がけています。
色や柄の美しさとマシンメイドにステッチがオリアンシャツの特徴
オリアンのシャツの特徴の一つに色や柄を含めたデザインやスタイルの美しさが挙げられます。
また1cmに8針縫うという機会縫いのステッチが美しいことから、吊るされたシャツのシルエットを気に入って、つい買ってしまうというファンもいるほど美しいシルエットが大変人気です。
特にビンテージシャツは、シャツ1枚で着る場合はもちろんジャケットなどを重ねるインナーとしても適したカラーやデザインです。
オリアンのデニムディヴィジョンはアメリカへの憧れからスタート
オリアンのカジュアルシャツの最たるものとして名を知られているのが「デニムディヴィジョン」でしょう。
2010年ごろからスタートしたシリーズで、デニムというアメリカ発祥のカルチャーを古き良きものとして取り入れたシャツ作りがコンセプトになっています。