ローファーは数ある革靴のタイプのなかでも定番の部類に入ります。
そもそもローファーとはどんなタイプのものか、どんな靴下との相性が良いのかをチェックし、ローファーコーデに使えるブランド靴下も確認し、オシャレの幅を広げよう。
そもそもローファーの意味とは?

革靴の一つのタイプであるローファーは、フォーマルなシーンでジャケットと合わせることもでき、またカジュアルファッションでも使え、幅広い用途を持っています。
そもそもローファーとは、靴紐がなく何らかの装飾が甲の部分に付いている革靴を指し、足首のあたりがカットされているため、靴の背が低く靴下がはっきりと見えるのが特徴です。

同じようなタイプの靴にスリッポンと呼ばれるものがあります。
スリッポンとは、やはり靴紐がない靴のことだが、かかとの部分がないものなども含まれ、気軽にスリッパのようにして履けるものであれば、何でもスリッポンと呼ばれることが多く、基本的にはスリッポンは甲の部分に装飾が付いておらず、ローファーよりも上部がシンプルなデザインになっています。
このように似た言葉ではあるが、ローファーの方がよりジャケットなどに合わせることが多く、フォーマルな雰囲気を持った靴のタイプと言えるでしょう。

ローファーの定番のタイプは?

ローファーと一口に言ってもいくつかの種類があり、それぞれデザイン性が異なるのでコーディネートする際に意識しよう。
最も一般的な『コインローファー』

その一つが「コインローファー」で、これは、甲の上部にサドルという、切込みが入れられたパーツが付いているタイプになります。
学生が履くローファーにも付いていることが多く、最も一般的なタイプになります。
また、コインとは硬貨のことで、サドルの切込みに硬貨を挟んでいたことからこの名前が付けられでいます。
金具がひときわ個性を惹き立たせる『ビットローファー』

もう一つの定番とは、「ビットローファー」と呼ばれるものです。
やはり甲の上部に金属の装飾が付いているタイプのもので、ゴールドやシルバーなどの長めの金具がついていることが多い傾向にあります。
もともとは、ホースピットという馬に着けるための金具をデザインしてローファーに着けており、革靴に金属という組み合わせは、ほかのタイプでは見られず、輝く金具がひときわ個性を放っています。
足元に装飾が入る『キルトローファー』

「キルトローファー」というタイプもあります。
これは、サドルや金具の代わりに革で作られた飾りが付いているものであり、飾りの種類はいろいろあって、フリンジのような形などそれぞれのブランドで趣向を凝らしています。
キルトとコインローファーの組み合わせなどもあって、装飾性の高い靴が多いのが特徴です。

ローファーの選び方とは?

上記の装飾の違いは、雰囲気の差を生み出します。
クールなイメージを与えるのはビットローファーで、金具の輝きが足元にメリハリを付けます。
金具のデザインによって様々なシーンで履けるのがメリットになり、カジュアルでも合わせやすく、スーツと組み合わせることも可能になります。
コインローファーは定番デザインだけあって、どんな服装でもコーディネートしやすいのがメリットであると言えます。
そのため、ローファー初心者であれば、まずコインローファーを試してみるのもおすすめです。
キルトローファーはファンシーなイメージが強く、また、フリンジが大きいものなどはクールに決めるのが難しいので、全体的なシルエットや飾りのセンスなどを見て、自分のファッションと合っているかを見ながら決めることが重要なポイントになります。

