サラリーマンのユニフォームともいわれるスーツながら、営業職や重役でもない借り、着こなしを意識して身に着けている男性は少ないのではないでしょうか。
そんなスーツ、目線を変えてちょっとした着こなし術を身につけるだけで、目を引く存在のスーツ姿になれるのです。
ジャケットにパンツ、ワイシャツにネクタイ、革靴に靴下で構成されるスーツ姿の、どこに注意すれば着こなし上手になれるのか、スーツの着こなしの鉄則として、パーツごとの注意点をピックアップしました。
スーツの着こなしはコーディネイトだけではない?
「スーツの着こなし」と聞いて、ワイシャツやネクタイなどとのコーディネイトだと思う男性か多いのではないでしょうか。
半分当たりですが、それがすべてではないのが着こなしです。
センス良く身に着けるのがスーツの着こなし上手
着こなしには、流行という要素もあるものの、大半はセンス良く衣服を身に着けることを指します。
スーツであれば、見た目のカッコよさはもちろん、いかにマナーや慣習、着用時の鉄則通りに着ているかで、着こなしの善し悪しが評価されるのです。
スーツの着こなしを左右する大原則をパーツごとに要チェック!
そんなスーツの着こなしで、鉄則といわれる条件をいくつか挙げてみます。
これらは、スーツを着る上での常識と言ってもよい事柄ですので、覚えておいて損はありません。
スーツの着こなしを左右する大原則その1)まずはジャケット
①自分の肩とジャケットの肩山が合うサイズを選ぶことです。
肩山とは和服用語で、肩の一番高い位置を指します。
②両腕を下げた状態で、袖口から出るワイシャツの袖口の長さは1~1.5㎝にします。
③ボタンは一番下は留めません。
留めるのは真ん中のボタンだけです。
④ボタンを留めた状態で、手のひらが十分入るような隙間が体との間にあるサイズにします。
⑤ジャケットの着丈(長さ)は、ヒップが隠れるか、ヒップ下部がわずかに見える程度にします。
⑥外ポケットは、型崩れを防ぐため何も入れません。
スーツの着こなしを左右する大原則2)次はワイシャツ
①基本色は白で、薄い青も定番です。派手でなければストライプも構いません。
また襟だけが白のクレリックシャツもおしゃれですね。
②首回りは一番上のボタンを留めて指が1~2本入るような長さで。
③襟の形はレギュラーか、首回りが開いて見えスッキリ感があるワイドにします。
シャツの襟は、ジャケットに隠れるタイプを選びます。
スーツの着こなしを左右する大原則その3)続いてネクタイをチェック
①ネクタイは無地かストライプの柄が無難です。
Vゾーンと呼ばれるジャケットから見えるシャツエリアは一番目を引く箇所ですので、ネクタイの柄選びはシチュエーションに合わせるのも有効です。
②ネクタイを締めた時の長さは、大剣がベルトを半分隠す程度にします。
③結び目のすぐ下、大剣トップには、ディンプルというクボミを入れるのが、おしゃれです。
Vゾーンに立体感が出てスタイリッシュに見えます。