個性や特色を出しにくいビジネススーツにあって、唯一ともいえるおしゃれの演出場所がネクタイを含むVゾーンといえるのではないでしょうか。
シャツの色や柄、クリネックといったVゾーンの変化だけでなく、ネクタイの結び方を変えてイメージチェンジ、というおしゃれもありのはず。
そこで、最も一般的な結び方から、お祝い事をはじめとするパーティーなどでおしゃれを強調したい時の結び方まで、ネクタイの結び方の指南書として可能な限りまとめてみました。
次の機会にぜひ違った結び方にチャレンジしてみては?
ネクタイの結び方について!まずはネクタイ全般から紹介!
皆さんは、ネクタイを何本持っていますか?
10年以上続いている環境省主導のクールビスやウォームビズ、さらには2012年からのスーパークールビズなどの影響もあって、ネクタイを締める機会が大幅に減っているようです。
このため、結び方はおろか締めるネクタイ自体を数本しか持っていない、という方も多いことでしょう。
クールビスの定着でノータイの機会が増えた?
ネクタイをしないでも良いというクールビズなどは、ネクタイの販売者はもとより、生産業者からは反対の声が多く上がっているようです。
省エネという名分に加え、ネクタイを締めるのが面倒という個々人のものぐさも効果があるのか、全国に定着して久しい現象となっています。
ネクタイを結ぶシチュエーションはまだまだ多い
典型的なスーツ姿にはネクタイが必須、というイメージが壊れつつあるのが現代ながら、フォーマルやビジネスシーンで取引先などに対するイメージや自身の仕事へのモチベーションも手伝って、まだまだネクタイを締める状況は少なくありません。
ネクタイの結び方にはどのくらいの種類があるのか?
一口にネクタイの結び方、といっても代表的なプレーンノットのほかにも様々な種類の結び方があるのをご存じでしたか?
ネクタイの結び方は、オーソドックスなスタイルから新進で独創的な形まで、実は種類が多く様々な方法があり、一説には100種類以上あるとか。
そこで、ビジネス向けの一般的な結び方に加え、上級者向きともいえる結婚式や各種パーティーなどで、目を引き話題になるであろう、おしゃれな結び方や、コツなども交えて紹介します。
上手にネクタイを結ぶコツはシャツにあり!
ネクタイの様々な結び方を紹介する前に、まずはネクタイを結ぶ時の大切な点、注意事項を3項目記したので、ご参考ください。
最低限、これだけは守ってネクタイを結ばないと「かっこ悪い」「だっさーい」と言われるだけでなく、マナー違反とされてしまうかもしれませんよ。
シャツの種類の詳細は別の記事で細かく情報を纏めています。
詳細について気になる方は、是非こちらの記事も合わせてご確認下さい!
シャツの第一ボタンまで留めるのが鉄則
ネクタイの結び方で一番重要なのが、実はネクタイそのものではなくシャツの第一ボタンまで留める、ということです。
首回りが苦しくなるから、という理由で意外にもボタンをはずしてネクタイを結んでいる方が多いようですが、襟元が緩いと結んだネクタイがしっかり締まらないためです。
結んだネクタイをシャツの首回りまで上げること
続いて重要なのが、シャツの第一ボタンを留めたところまでしっかり結んだネクタイを上げることです。
せっかく留めた第一ボタンが丸見え、あるいは留めていなくて、ネクタイの結び目も緩くて胸の上部にまで下がっているというのはいただけません。
営業職など対面が仕事のメインの場合はなおさらでしょう。
ネクタイの結び目はしっかり結ぶのがルール
3番目はネクタイの結び目がしっかり締まっていないという問題です。
前出のように結び目が上がっていないうえに、締まっていないとなると、いくら形だけでも締めているといっても論外です。
緩んでいては「結び目」になりません。
ネクタイの結び目の形は襟のサイズや開閉具合で決まる
最後に番外編として、ネクタイを結ぶ時に大切な以下のポイントを覚えておき ましょう。
一番のチェックポイントはネクタイを結んだ際の見た目です。
襟が小さく開きも狭いのに、横幅のある結び方では野暮ったく見えます。
また、広い襟に小さな結び目では大きな違和感があります。
つまり、ネクタイの結び目は襟の形や開き具合とのコンビネーションも大切、 ということなのです。
シャツの襟型に関しては、スーツのラペル(襟型)に精通している部分も多いことは言うまでもないと思います。
そこで、スーツのラペル(襟型)の種類についても、別の記事にて情報を纏めています。
詳細について気になる方は、合わせてこちらの記事もご確認下さい!
かっこいいネクタイの結び方とは?
ネクタイをかっこよく結びたい、とはスーツを着てネクタイを締める機会に誰もが思ったことでしょう。
何度かいろいろな結び方を工夫して試したけれど、ちっともサマにならなかったのであきらめた、という経験を持つ方が多いのではないでしょうか。
簡単にできるかっこいいネクタイの結び方はない?
実はかっこいいネクタイの結び方、というのはネクタイそのものはもちろんですが、シャツやスーツ、それらで構成されるVゾーンを含めて考えないと、なかなか実現できないが実情です。
ネクタイのかっこいい結び方五カ条はこれだ!
ネクタイのかっこいい結び方のポイントとしては、以下の5つが挙げられていて実践している人も多いようです。
ただし、感覚的なポイントが多分にあるので、合わない方もいることをお知らせしておきます。
1)体型にあった正しいサイズのシャツを選びます。
どんなタイにもマッチしやすい、無地で白またはサックスのシャツが色として はおすすめです。
2)なるべくオーソドックスながら流行のデザインや柄のネクタイを選びつつ、 古すぎないタイにします。
古いタイは幅が広くなっていることがあるためです。
柄としてはストライプやレジメンタル、小さめのドットというのが無難でしょ う。
3)ネクタイの結び方は、王道でもあるプレーンノットにします。
4)ディンプルは中央に一つで十分です。
5)ネクタイの剣先はベルトのほんの少し上あたりに下がるようにします。
Vゾーンでは見えませんが、ジャケットを脱いだり、ボタンを外した際に見え るので、軽んじられないポイントです。
ネクタイも含めた、スーツ全般のかっこいいコーデ方法については、別の記事にて情報を纏めています。
詳細について気になる方は、是非こちらの記事も合わせてご確認下さい!
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