今回は世界最高峰ブランドと称される『キートン(KITON)』のスーツについて紹介していきます。
高級生地に拘り、オーダー仕立ての着心地と称され、世界中の富裕層を顧客に抱えるキートン(KITON)ですが、ブリオーニとの特徴の比較から、ブランド名に隠れた意味についてまで幅広く情報を紹介しています。
加えて、スーツに合わせる人気小物アイテムも一部紹介していますので、是非最後までお付き合い頂けたらと思います。
キートン(KITON)の歴史とブランド名に秘めた意味とは?
元々7代も続く服地卸商であった家に生まれたチロ・パオーネが、1969年イタリア・ナポリにクラシコイタリアを代表するスーツブランドとしてキートン(KITON)を創立しました。
キートン(KITON)というブランド名の由来は、ギリシャ語の『キトーネ』からきており、『キトーネ』とは、ギリシャ語で礼服を意味します。
コンセプトや驚愕過ぎる拘りの製造とは?
出典:kiton公式HP
キートン(KITON)は、最高級素材と伝統的縫製技術を融合させたスーツやジャケットが有名で、『世界で最も美しい服』をテーマに掲げています。
手間暇かけて仕立てられる極上品!
1点のジャケットは、およそ150もの段階、150人の職人、20時間をかけて完成するという徹底ぶりです。
また、ナポリ仕立てを頑なに守りつつ、現代的でフレッシュな感覚を併せ持ったコレクションは美しい魅力に溢れています。
キートン(KITON)の創業期には、モデリストにチェザーレ・アットリーニ、製造にはエンリコ・イザイア、さらにはルチアーノ・バルベラまでもが参集していました。
あの『ピッティ・イマジネ・キャリア・アワード』も受賞!
キートン(KITON)は、ピッティ・イマージネ・ウォモというパリコレクション、ミラノコレクションと並び、ファッション業界で注目されている世界最大のメンズファンションイベントで、キートン(KITON)の創設者であるチロ・パオーネ氏がニノ・チェルッティ、ジョルジオ・アルマーニに続いて史上3人目の『ピッティ・イマジネ・キャリア・アワードを受賞』しています。
キートン(KITON)はスーツや洋服素材への拘りが凄い!
出典:kiton公式HP
キートン(KITON)の服の美しさには、まず生地の質とテーラー技術の高さがあります。
キートン(KITON)は世界で最も生地に対して研究を行っていると自負しており、生地の質、デザインに関しても全てキートン(KITON)独自の開発によりキートン(KITON)の為だけに作られています。
生地はキートン(KITON)の傘下にあるカルロ・バルベラはもちろんのこと、世界中のメーカーから取り寄せています。
最高品質に拘った素材を取り扱う徹底ぶり!
あまり知られていませんが、例えばウールはイングランド、ツイード系はスコットランド、カシミアやリネンなどの混紡はイタリアとそれぞれの生地を得意とするところにオーダーしております。
また、キートン(KITON)と言えば、最高品質に拘ったエクスクルーシブな生地を用いたコレクションがほとんどですが、その中でも「13.2ミクロンウールやSuper180’s4PLYなどのウーステッド、カシミア100%のスーツ素材、グアナコやビキューナのコート」といったハイクオリティーな生地を使ったアイテムが有名です。