要再考で「スーツ」とは皆さんもご存じのように、ジャケットとパンツのセットを指す言い方です。
しかし、スーツというとジャケットばかりに目が行き、対であるパンツの重要性というか、おしゃれを含めた着方や選び方の基準などは、ないがしろにされがちなのが実情でしょう。
ここではスーツのパンツのタイプや、その成り立ち、おしゃれなポイントなどを交えてまとめてみました。
ジャケットとパンツの組み合わせから成る「スーツ」
単にスーツと言った場合、ジャケットである上衣と、下衣のパンツ(ズボンまたはスラックス)で構成される1組のフォーマルウエアなのは、ご存じのことと思います。
ジャケットは、英、米、伊の3つのスタイルが知られていて、それぞれ歴史や 経緯を踏まえた特徴を持っています。
スーツのパンツを選ぶ際の基準とは?
スーツのスタイルとして、例えば肩パッドの有無や襟の形、前で合わせる箇所のボタン数や袖口が開くかなど、細かいこだわりがあり、それぞれのスタイルを特徴づけています。
そんなジャケットと、スーツとして対になるパンツにも、選んで決めるべき点がいくつかあります。
スーツのパンツのチェックポイントはタックと裾の折り返し
パンツのスタイルには、タックの有無と裾の折り返しの有無が、違いの大きな要素といえます。
スーツのパンツのタックの種類とは?
出典:https://www.global-style.jp/
まず、タックについて説明します。
タックとはパンツの前部分、チャックなどの留め合わせ部分を中心に左右にある生地が折りたたまれた部分を指します。
折りたたみ部分がまったくない「ノータック」から1つ「ワンータック」ある2つある「ツータック」までの3種類が一般的です。
まれにタックが3つ以上のパンツもありますが、スーツには適さないので、ここでは触れません。
順に各タックの特徴などを説明しましょう。
まずは定番の『ノータック』を紹介
折りたたみ部分がないタイプで、ゆったり感はほとんどありません。
裾幅も細くなること、ウエストの位置が低いデザインもあるなど、シルエットが細身になるため主に若い世代に人気です。
今流行の『ワンタック』について
左右の合わせ部分に一つずつタックがあるスタイル。
大腿部から裾までがノータックよりもゆったりしているので、スポーツ選手のようなヒップが大きい方、体型が変わりやすい年代の方などに適しています。
ジャケットと合わせた時の見た目が良いため、フォーマルスーツのパンツの定番、オーソドックスなスタイルといえます。
『ツータック』は下半身がガッチリした方にお勧め!
腰から大腿部にかけて、かなりゆったり感があることから、下半身がガッチリした方にお勧めのタイプです。
営業職の方など、スーツを着て歩き回ったり動いたりするといった動作が多い時は、ツータックはゆったり感があるので便利です。