今回は、魔術師の異名を持つ創設者『ステファノ ベーメル』が設立した、イタリアの名門革靴ブランドであるステファノ ベーメル(Stefano Bemer)について、紹介していきます。
驚愕の革質への拘りをはじめ、おすすめ3選など、幅広くブランドの魅力をお届けします。
日本国内でも入手可能な、ステファノ ベーメル(Stefano Bemer)の特徴を是非ともご堪能下さい!
ステファノ ベーメル(Stefano Bemer)の歴史とは?

イタリアの名門ステファノ ベーメル(Stefano Bemer)は最高峰の紳士靴ブランドとして名高いですが、最初から順風満帆だったわけではありません。
日本への進出は創業から約20年後!
日本に進出するのも創業から20年ほど経ってからです。
流行をリードする立場のブランドである為、ステファノ ベーメル(Stefano Bemer)を新しいブランドだと認識している人もいるでしょう。
しかし、その起源は古くて1988年までさかのぼり、老舗というほど伝統があるわけではありませんが、競争の激しいヨーロッパの紳士靴業界を数十年間戦い抜いてきました。
修理で磨いた手腕が生み出すハイクオリティー!
当時イタリアでは新進気鋭のデザイナーたちが活躍していましたが、創業者のステファノ ベーメルはその1人だったわけではありません。
今でこそ卓越したデザインセンスが光るブランドとして有名ですが、当時の彼はただの靴職人に過ぎませんでした。
しかし、修理で磨いた腕があったからこそ、他のブランドとは一線を画すクオリティの高さを実現できたのでしょう。

天才!創設者のステファノ ベーメルとは?

創業者のステファノ ベーメルは魔術師と呼ばれるほど、他者が真似できないテクニックをふんだんに使用します。
修理職人の時代に培われた技や靴職人から学んだノウハウがここに活きているのです。
彼のその腕前がブランドの最大の特徴にもなっています。
ハンドメイドによる仕上がりは世界中のセレブを魅了する!
良質な革を材料としており、巧みなハンドメイドによる仕上がりが素晴らしく、セレブを中心に評判の良さが広がっていきました。
既製品も高品質であるのは間違いありませんが、このような歴史を持つブランドなので、オーダーメイドでこそ強さを発揮するともいわれています。
今は亡きステファノ ベーメルの意思を継いだ最高ブランド!
イタリア国内では2000年に入ってから既製品の取り扱いを本格化させており、その延長上の展開として日本への進出も達成されました。
今後のさらなる活躍が期待されていた創業者のステファノ ベーメルは、2012年に倒れて40歳代で亡くなってしまいます。
そこで勢いが断たれるか心配されましたが、以降もステファノ ベーメル(Stefano Bemer)はトップブランドとして発展を続けているのです。

生産への拘りが凄い!

ステファノ ベーメル(Stefano Bemer)のその特徴は、何といっても革を見事に操ることです。
革の扱いというと、単純にカットして繋ぎ合わせるだけだと思う人も多いでしょう。
たしかに大量生産をしているメーカーではそれだけに留まることも珍しくありません。
まるでアートのような革質とカッティング!
しかし、ステファノ ベーメル(Stefano Bemer)では革をそのような素材とは見なしておらず、まるでアートの材料のように捉えています。
一口に革といっても、世の中にはいくつもの種類が存在し、各メーカーにはそれぞれ得意分野があります。
さまざまな種類の革を使いこなすことができるのはほんの一部の人だけです。
このブランドではそれが可能であり、あらゆる革を活用することで、圧倒的に豊かな表現の実現に成功しています。
もともとは創業者のステファノ ベーメルだけが行える作業でしたが、現在ではブランド全体の強みとして確立されました。

素材に対する天才的な発想が凄いとは?

たとえばワニだけでなく、象やクジラなどの革も持て余すことなく綺麗な靴に変貌させます。
牛の首部分などをはじめとして、しわや筋が濃く出ていて材料としては扱いにくい革は少なくありません。
扱いにくい、牛の首部分さえも有効活用するどころか、他と異なる良さを引き出そうという発想が凡人とは異なります。
どんな素材も匠に扱う天才魔術師!
一般的に扱いが難しいといわれるエキゾチックな素材でも、何の苦もなく使えるのは見事としか表現できません。
天才と呼ばれていた創業者のステファノ ベーメルの魂は今でもブランドのなかに力強く根付いているのです。
紳士靴のブランドはどこも高い技術を有していますが、革新といえるほどの工夫をしているのはステファノ ベーメル(Stefano Bemer)だけでしょう。
