強い輝きと四角い面が魅力のプリンセスカットとは、ダイヤモンドの中でも加工プロセスにおけるロスが少ないカット手法です。
婚約指輪などでも人気がありますが、エッジ部分が欠けやすいという性質もあり、取り扱いには注意が必要です。
プリンセスカットとは?
ダイヤモンドには、さまざまなカット方法があります。
その中でもプリンセスカットとは、見た目が四角形をしているのが特徴です。
このカット方法は、他のカット方法と比べると研磨などの加工過程による切り落としが少なく、ダイヤモンドの素材を最大限に楽しめるという魅力があります。
また、他のカット方法の石と比較した場合、原石の厚みを生かせるという点も魅力の一つと言えます。
ラウンドブリリアントカットとの違いを比較!
たとえば、ダイヤモンドのカット方法の中で最も人気が高いラウンドブリリアントカットでは、原石を左右対称にカットしながら58面体を作り上げます。
その際には、切り落としによるロスが多く出るため、原石のカラットに対して仕上がりは半分ぐらいになってしまいます。
しかしプリンセスカットでは、原石に対して3分の2ぐらいは残すことができます。
四角い形をしたプリンセスカットですが、カットの数はとても多く、一つ一つの面は細かく繊細で、計算され尽くしています。
仕上がりがモザイクのような反射を作り出し、他のカット方法よりも洗練された大人の雰囲気を演出できます。
歴史や由来を紹介!
プリンセスカットは、ダイヤモンドのカット方法の中では比較的新しい手法です。
登場したのは1970年ごろで、そのことには既にブリリアンカットなども存在していました。
名前の由来がおしゃれ!!
他のカット方法と比べて繊細な雰囲気を持っていたため、プリンセスのような気品を持つ女性にピッタリだとして、開発者がプリンセスカットとネーミングしたのです。
実はプリンセスカットは、20世紀に作られたダイヤモンドのカット方法の中では、最も実績をあげたカット方法として知られています。
現在でもその人気は高く、世界中でお姫様にピッタリなカット方法として愛されています。
プリンセスカットの特徴について!
プリンセスカットは、見た目の面が広く手強い輝きを持つという特徴があります。
そのため、婚約指輪として人気が高く、メレダイヤなどと組み合わせることによってゴージャスな仕上がりになっている指輪もたくさんあります。
プリンセスカットと一口に言っても、いろいろなカット方法があり、見た目の印象が変わります。
理想的なカットと言われるカット方法をアレンジさせたものの中には、加工によるロスを最小限に抑えられるカラット優先の厚めのカットもあれば、横幅優先で薄く仕上げ、輝きを優先しているカットもあります。
プリンセスカットはここの欠損に注意!!
ダイヤモンドは、硬度が高く、割れにくいという性質があります。
しかし、角張っているプリンセスカットの場合には、エッジの部分が欠けやすいため、取り扱いには注意が必要です。
うっかりどこかにぶつけたりすると、角の部分が欠けてしまうことがあるかもしれません。
またプリンセスカットのリングは、爪の部分が4点でダイヤモンドをホールドしています。
爪の部分が緩んだり曲がったりすると、ダイヤモンドが落ちたりかけてしまうリスクがあるため、その点も注意が必要です。
プリンセスカットを選ぶ際のポイントと注意点とは?
プリンセスカットのダイヤモンドは、厚みを生かしたデザインのジュエリーと合わせるのが理想的です。
指輪やピアスなど、プリンセスカットがピッタリのジュエリーは多く、小粒でも強い輝きを持っているという点で、ダイヤモンドを埋め込んだマリッジリングとしても人気があります。
プリンセスカットを選ぶ際のポイントはこれ!
プリンセスカットを選ぶ際には、左右の対称性に注目することをおすすめします。
左右が対称なダイヤモンドは、そうでない石と比べて輝きが強く出ます。
プリンセスカットは特に平面のファセットが多く使われていますが、左右の対称性に加えて上下の対称性など、クオリティが高いプリンセスカットのダイヤモンドは、緻密に計算されつくした加工が施されています。
仕上げのチェックが重要な理由とは?
またダイヤモンドを選ぶ際には、表面のポリッシュ仕上げについてもチェックすることをおすすめします。仕上げの研磨によって、輝きが大きく変わります。
同じカラットのプリンセスカットでも、研磨次第では見た目の雰囲気が大きく異なります。
4Cの評価の対象にならないって本当?
プリンセスカットのダイヤモンドを選ぶ際には、ダイヤモンドの価値を決める評価基準である4Cの内、カット(Cut)項目については評価の対象にならないという点は理解しておきましょう。
4Cの他の評価基準であるCarat(重量)やColor(色)、そしてClarity(透明度)については、プリンセスカットでも評価されます。
しかしCut(カット)はラウンドブリリアントカットのみが対象となるので、プリンセスカットの場合には石の大きさや透明度に関わらず、Cutへの評価は行われません。
ただし、Cut評価が行われないからと言って、ダイヤモンドとしての価値が下がるわけではありません。その点は、安心してください。
今おすすめしたい人気アイテムはこれ!
OTOKO DIAMONDが取り扱うダイヤモンドジュエリーの中でも、どんなアイテムが人気なのか?
今おすすめしたいリッチなジュエリーを編集部が厳選しPICK。
フォーマルの新定番!男の襟元に差をつけるダイヤモンドパーチ!
OTOKO DIAMONDのダイヤモンドパーチは、オシャレにダイヤモンドを身につけたい男性に大人気のアイテム。
ブラウンカラーのダイヤモンドにプラチナやゴールドを合わせた、本物志向のダイヤモンドジュエリーは、シンプルで洗練された男にとって魅力的な要素がふんだんに詰まった仕上がりとなっている。
使用しているダイヤモンドは、天然のブラウンダイヤモンドで、カットはアイテムによってラウンドブリリアントカットやスクエアカットなど多彩なカッティングが施されている。
DIAMOND PARCH_プリンセスカット(0.12ct)PT900〈無色〉
DIAMOND PARCH_ラウンドブリリアントカット(0.33ct)PT900〈シャンパンブラウンカラー〉
DIAMOND PARCH_ラウンドブリリアントカット(0.34ct)K18PG〈シャンパンブラウンカラー〉
DIAMOND PARCH_ラウンドブリリアントカット(0.1ct)K18YG〈シャンパンゴールドブラウンカラー〉
DIAMOND PARCH_ラウンドブリリアントカット(0.3ct)K18CG〈シャンパンブラウンカラー〉
DIAMOND PARCH_プリンセスカット(0.109ct)PT900〈無色〉
DIAMOND PARCH_スクエアカット(0.121ct)K18YG〈イエローカラー〉
ダイヤモンド 鑑賞セット
ジュエリーとして身に着けるだけでなく、美しい原石をそのまま楽しみたいという男性に人気なのは、ダイヤモンドの鑑賞セット。
天然ダイヤモンドの原石や美しくカットされた石に加え、観賞するためのルーペやピンセットなど必要なキットがすべて入った鑑賞セットは、ダイヤモンド2石セットと3石セットとがラインナップ。
鑑定セット&宝石3ピースセット(ダイヤモンド1ピース、色石2ピース)
まとめ
ダイヤモンドカット方法の中では比較的新しいプリンセスカットは、20世紀に発明されたカット方法の中では最も成功をおさめたカットとして知られています。
現在でも、婚約指輪や結婚指輪に使われることが多いカット方法で、強い輝きと落ち着いた大人の雰囲気を持ち合わせている点が魅力です。
硬度が強いダイヤモンドですが、カット方法のためにエッジ部分が欠けやすく、その点は普段から気を付けたいものです。