スーツはあまりデザインに個性を加えられないように見えるが、襟にこだわるだけでかなり違いが出ます。
どんな襟の種類があるのか、シーンや体型に合わせてどのように選ぶかをチェックしよう。
また、襟元を演出してくれるスカーフも紹介していきます。
スーツは襟でこんなに違う!まずは襟の種類を押さえろ!

スーツは伝統ある服装であるため、ある程度スタイルが決まっています。
そのため、違いを出し、オシャレに着こなすためには、生地の色や柄とは別に、細かな部分に注目してこだわることがポイントとなり、その一つのポイントが襟になります。
いくつかの襟の種類があるので、それを押さえて着こなしに活用しよう。
まず、最も一般的な種類が「ノッチドラペル」と呼ばれるものになります。
スーツの襟は上襟と下襟に分かれており、ノッチドとは「V字型」という意味があるが、その両方の襟のパーツがぶつかる部分がひし形もしくはV字になっています。
オーソドックスなスタイルなので、どんな人にも合わせられるのがメリットになります。
もう一つの襟の種類は「ピークドラペル」と呼ばれるものになります。
ピークドとは「とがっている」という意味があり、下襟がとがっていて上向きになっているスタイルのことを指します。
ダブルのスーツの襟元はピークドラペルになっていることが多く、シングルでもフォーマルスタイルでこの襟元の形状が採られることもあります。
より存在感があり、どっしりとしたイメージを与え、またドレッシーな雰囲気も作りだすことができます。

襟選びは襟元のゴージのパターンにも注目!

下襟と上襟がぶつかるところをゴージと呼びます。
ここの形や位置によって見た目に与える印象がかなり異なるので、コーデの参考にしたいところ。
ゴージが高めになると、クラシックな印象が強くなる一方で、ゴージを下げると、ゆったりとしてソフトなイメージが強くなります。
また、ラペルの太さによっては、ゴージを高くすることで、シャープで若々しいスタイルを印象付けることも可能となります。
ゴージのところにできる境目のことをゴージラインと言うが、このラインの角度もポイントです。
ノッチドラペルではほとんどの場合、ラインは内側から外に向かって下降しています。
この角度が緩いと、柔らかくて落ち着いた雰囲気となる一方で、ラインの角度がキツイとシャープな印象が強くなります。
つまり、ゴージが高めでライン角度がキツイほど、スタイリッシュで活動的な印象が増し、逆にゴージが低めでライン角度が緩いと、ソフトで落ち着いた印象のスーツに見えます。

あなたの体型に合う襟型とは?

スーツは体型によってスタイルを変えることで、そのスタイルを魅力的に見せてくれるというメリットがあります。
そのポイントとなるのも、やはり襟元の形になります。
これは上記のゴージのパターンと合わせることができ、細めの体型の人であれば、ゴージは低め、ライン角度はキツメにするのがおすすめです。
こうすることでシャープさを出すことができ、逆に、ふくよかな体型であれば、ゴージは多少低めでライン角度を緩めにするとよいでしょう。
これでどっしりとした雰囲気を作り、体格の良さを魅力に変えることができます。
もう一つのポイントは、襟の太さになります。
襟は細い方がシャープさが強調されるため、細めの体型であれば細めのラペルの方が似合います。
逆に太くすると、アンバランスに見えてしまう一方で、がっしり体型であれば、ラペルは太めの方が安心感があります。

\あなたにおすすめ/
