スーツはビジネスマンのみならず、社会人のフォーマルウエアになフォーマルとなるため、礼服などと同様に、着方にもルールがあって当然になります。
そこで、意外としられていない、スーツの正しい着方の鉄則を10カ条としてピックアップし、様々な例を挙げて解説いたします。
これであなたも、明日からスーツの正しい着方の権威になれること間違いなしです。
- スーツの着方は明文化されているわけではない!
- スーツの着方の最強10カ条はこれ!
- 1)ジャケットの一番下のボタンは留めない!
- 2)ジャケットの外ポケットは空に!そして中にモノは入れない!
- 3)ジャケットの上襟は体に密着させる!
- 4)ジャケットの袖から出るワイシャツの袖は1.0cm~1.5cm
- 5)ジャケットのボタンを留め、胸周りに手の平が入る隙間を作る!
- 6)ワイシャツの襟はジャケットの襟に隠れるタイプを選ぶ!
- 7)パンツのクッションはハーフかワンクッションが原則!
- 8)パンツは常にセンタープレスを心がける!
- 9)ネクタイは結び目の下部にくぼみ(ディンプル)を1つ以上作る!
- 10)ネクタイの大剣の長さはベルトが半分隠れる程度!
- まとめ
スーツの着方は明文化されているわけではない!
社会人としてのキャリアの長い方ならご存じでしょうが、スーツを着ている時ならではの着方のマナーという恐ろしい、暗黙のルールがあります。
このルールは法律などのように明文化されているわけではなく、スーツを着る際の常識、慣例、しきたりとして、少し大げさかもしれませんが、スーツ登場時からの着方として守られてきたのになります。
知っている方からすると、出来ていない、ご存知がない方に対して、社会人としての教養の部分を疑問視され兼ねませんので、きちんと知っておくことが重要です。
スーツの着方はファッションや流行に左右される!
とはいえ、スーツの着方の慣習は、年月を経る間にファッション感覚や服装に対する意識の変化で、すたれてしまったり、新たに加わったりしているため、常に一定だったわけではありません。
かつては帽子にスーツが当たり前の着方だった?
一例として挙げると、帽子が良い例になります。
かつてはスーツに帽子は常識的でしたが、現在ではほとんど誰も被っておりません。
レトロとして復活させている人もいらっしゃるようですが、残念ながら少数派になります。
スーツの着方の最強10カ条はこれ!
出典:https://precious.jp
少し話しが外れましたが、スーツの着方のルール10カ条として以下の各点を挙げ、それぞれ解説していきます。
ビジネスマナーも含めた、トータルコーデとして、ビジネスマンには欠かせないポイントになるので、是非参考にしてみて下さい。
1)ジャケットの一番下のボタンは留めない!
ジャケットのボタンは、留めるのは真ん中だけというのは一番厳しく言われるルールの一つになります。
2つボタンでも3つボタンでも同様ですが、特に3つボタンの場合は2種類あるので要注意です。
一番上のボタンの下からジャケットの襟が折り返っており、一番上のボタンが見えないタイプと、ボタンの上から襟が折り返っているタイプの2つがあります。
ちなみに前者の襟の形状を段返りといいますので、合わせて覚えておきましょう。
また、ボタンが3つとも見えるジャケットは、流行の背景の影響が有り、現在ではほとんど見かけないのが実情です。
2)ジャケットの外ポケットは空に!そして中にモノは入れない!
外ポケットを空にしておくのは、シルエットが崩れるのを防ぐためになります。
財布やペンなどは、内ポケットに入れるようにしますが、原則入れすぎは禁物です。
このことは、ルールの他にも、大切なスーツを綺麗に尚且つ、長く着続けるための大切なポイントにもなるので、日頃の習慣として、取り入れるようにしましょう。
3)ジャケットの上襟は体に密着させる!
上襟だけでなく背中の上部も密着したジャケットを選びましょう。
シワがあるのは野暮ったく見え、自分では見えない場所にシワが出るので店員さんなどに確認をしてもらことをおすすめします。
ジャケットのシワの出方によって、標準よりも、あなたが撫で肩なのか、怒り型なのか等、体型補正を入れるべき内容もわかるので、合わせて店員さんにも確認してみましょう。
4)ジャケットの袖から出るワイシャツの袖は1.0cm~1.5cm
ワイシャツの袖は出すのが大前提となっているのは、スーツの袖口が、痛まないようにするということと、見た目の良さが大きな理由となっております。
シャツが袖口からでる長さも決まっており、『シャツ袖は1.0cm~1.5cm』出すと覚えておきましょう。
5)ジャケットのボタンを留め、胸周りに手の平が入る隙間を作る!
こちらは、ボタンで留めるジャケットの合わせ目に余裕を持たせるためのルールになります。
かつては握りこぶしが入るぐらいの隙間が必要、と言われましたが、こぶしの大きさでは緩すぎることから手の平ぐらいに狭まるようになってきております。
あなたの体型に合ったジャケット選びをする際の参考に、覚えておきましょう。
6)ワイシャツの襟はジャケットの襟に隠れるタイプを選ぶ!
こちらも鉄則の一つです。
極端に小さい襟や先が丸い襟、ボタンダウンなどがありますが、ジャケットの襟に隠れないワイシャツの襟は、スーツとの着用は不可と覚えておけば間違いありません。
なおボタンダウンはフォーマルでは着用をしないワイシャツになるので、その点もしっかり押さえておかないと、歳を重ねる度に、恥ずかしい思いをするかもしれません。
7)パンツのクッションはハーフかワンクッションが原則!
靴に触れて折れたパンツの裾をクッションといいます。
かつては折れ目が2つのツークッションもありましたが、昨今のトレンドはノークッションかわずかに折れるハーフクッションまでとされています。
裾先が細いパンツの流行と関係が深く、ノークッションの場合は裾先が靴にわずかに触れる程度のパンツ丈となっています。
ただ、これも流行の兼ね合いにより、ビジネスカジュアルが進んでいる昨今においては、ノークッションのパンツ丈がビジネス仕様として許される業種も多く存在します。
ファッション的なトレンドという観点においては、断然主流は『ノークション』になりますので、その点も押さえておきましょう。
8)パンツは常にセンタープレスを心がける!
パンツの前と後ろにつけられた折り目(センタープレス)がしっかり見えるようにしておくのもスーツの着方の初歩です。
センタープレスが消えてしまった場合は、クリーニングに出す際に、プレス付けしてもらうようにお願いすることを強くおすすめします。
9)ネクタイは結び目の下部にくぼみ(ディンプル)を1つ以上作る!
ネクタイの結び目の下のくぼみは、立体感を出すためになります。
かつてはディンプルがないのが主流でしたが、これも流行というかファッション感覚の違いからこのようになったと言われています。
10)ネクタイの大剣の長さはベルトが半分隠れる程度!
ネクタイの前に出る部分を大剣、後ろ側を小剣といいます。
大剣の下部分がベルトに半分ほどかかるのが、いわゆるジャケットのVゾーンが最も美しく見える長さと言われているためネクタイの長さは、ベルトに半分かかる長さで締めましょう。
まとめ
スーツの着方のオーソドックスなルール、注意すべき点のを10カ条としてPICKし解説してきました。
このような10箇条やルールはビジネスでいうところの『名刺の渡し方』、『接待時のテーブルマナー』と同様に、知っている方からすると、もの凄く、違和感を覚えるポイントにも繋がります。
この他にも、ワイシャツの柄や革靴とのコーディネイトや、靴下の色なども着方の一つと言えるようです。
知らないことで、あなた自身が、無駄な損にならないように、今回のポイントは、最低限知っておいて損のない範囲だと思います。
是非今から早速取り入れてみて下さい。