ベストにはあまり合わせることがないネクタイピンだが、シーンによってはコーデのアクセントとして用いることができます。
どんな位置に着けるのが良いのか、選び方や付け方のポイントはなにか、どんなおしゃれコーデができるかを考えてみよう。
ベスト着用時のネクタイピンの位置とは?
ネクタイピンは、ネクタイが左右に動かないように固定したり、盛り上がらせるように固定して立体感を出したりするために用います。
また、見える位置に着けることによって、アクセサリーとしての役目も果たすため、どの位置にネクタイピンを着けるかというのは、印象を大きく左右するものとなってきます。
ネクタイピンはなくても良い?
ただし、ベストを着用している時には、基本的にはネクタイピンをする必要はないとの声も…
というのも、ベストによってネクタイが押さえられているので、動くことがないという点と、また、Vゾーンがかなり狭くなるのでアクセサリーを挟むゆとりがないという理由もあります。
とはいえ、室内の温度が上がって暑くなった時など、状況によってベストを脱ぐこともあるので、そんな場合に備えて、ベストの下に着けておくことも可能です。
この場合は、シャツの第4ボタンと第5ボタンの間に着けるのが基本となります。
上過ぎず、それでいてしっかりと目に留まる位置にあるので、機能的にも見た目にもちょうど良い位置となります。
また、シャツの胸ポケットの中に入れておいて、ベストを脱ぐ際に着けるという手もあるので覚えておこう。
ベストの種類に合わせネクタイピンはつけよう!
ベストでもVゾーンが広く取られているタイプのものもあります。
そのような場合には、見える位置に着けるのもオシャレです。
ただし、ベストがない状態よりもVゾーンは狭くなるので、大きくて装飾が強いネクタイピンをすると、ゴテゴテとした印象を与えるので注意が必要です。
そのため、シンプルなデザインで細めのものを選んだ方がすっきりとまとまります。
位置としては通常よりも多少上になるが、Vゾーンの広さを見てバランスよく決める必要があります。
ネクタイピンの付け方とは?
まず、ネクタイのスタイルと合わせて選ぶことがポイントです。
ネクタイが細いものであれば、ピンも細めのものにする。
長さとしては、ネクタイの幅の7割から8割程度かぶさるくらいがちょうど良いと言われています。
第4ボタンと第5ボタンの間にネクタイピンを付ける!
位置としては前述の通り、第4ボタンと第5ボタンの間にするのが普通ですが、あくまでもこれは目安であり、スーツが作るVゾーンの大きさや襟の大きさなどによってバランスを取るようにします。
そして、シャツにネクタイをぴったり沿わせるようにして固定するのではなく、多少膨らませるようにして固定します。
こうすることで、立体感が出てメリハリが付くし、存在感も生まれます。
ネクタイが動かないように注意しよう!
また、当然とも言えることだが、ネクタイピンはしっかりとシャツに挟んで固定します。
もちろん、アクセサリーとしての機能もあるが、本来はネクタイが動かないようにするものなので、この点は忘れないようにしよう。
シャツに固定されておらず、ネクタイがピンごとブラブラと揺れていると、みっともない姿になってしまうので注意が必要です。