シャツを着て、ネクタイを結ぶ時、手持ちのネクタイを前に、さて今日はどれを締めようか、と迷った経験は誰もが持っているのでは?
スーツやシャツは、それほどでもないでしょうが、ネクタイの場合は2日続けて締められないほど目立つ存在です。
そんなネクタイも基本を知ることで、日々のネクタイ選びの労力が軽減されるもの。
ネクタイの素材はもとより、色や柄、デザインの違いという基本事項をおさらいしながら、20~50代の年代別のおすすめネクタイについてもまとめました。
次にネクタイを新調する時の参考としてください。
スーツやシャツに合うネクタイの選び方の前に基本を学ぶ!
スーツのVゾーン、どうやって演出していますか?
スーツを着た人物に会った時、まず顔に目が行き、次に目に入るのが顔の下にあるVゾーンです。
Vゾーンを構成する要素のうち、相手に与える印象に最も影響するのがネクタイなのは異論がないところでしょう。
ネクタイの選び方がビジネスにつながることも
つまり、極論かもしれませんが、色や柄といったネクタイの特徴が、スーツ着用者のイメージを決めていることになります。
ネクタイ1本で人物のイメージが決まるとなると、どんなネクタイを選んで身に付けるか、ということはスーツ着用時の大切なポイントになるのは当然と言えます。
また、ネクタイ選びの善し悪しが次のビジネスにつながることもあるでしょう。
ブランド物を数多く見ることもネクタイの選び方のコツの一つ
見る人への自分の印象、イメージを決める大切な要素、と言われても、ではどうやって毎日締めるネクタイを選べばいいのか分からない、というのがホンネでしょう。
場数を踏む、という言い方がありますが、ブランド物を数多く見ることで色柄やデザイン感覚が少しずつ分かってくるのはネクタイも同じ。
人気があって高品質のネクタイに接することを心がけるのも一計なのです。
ネクタイの選び方が身に着けばプレゼントのタイ選びも容易に
そこで、色や柄はもとより、生地やサイズといったネクタイに関する基本的な事項をおさらいしてみます。
知っていて損はない選び方のポイントが身に着けば、ネクタイをプレゼントする際にも応用できるというものです。
素材や織り方で違うネクタイの種類を知り選び方につなげよう
まずはネクタイの種類から。
種類と言っても織り方や形状、素材の違いで分けていることが多いので、ここでも形状、素材なども含めた分け方によるネクタイの種類を挙げ、説明します。
①ジャガードタイ
出典:https://shop.kuska.jp/
ジャガードタイは、通称『ダービータイ』ともいい、最も一般的で多く出回っている種類のタイを指します。
ちなみに、ジャガードとは織り方のことで、縦糸と横糸を交差させる際に凹凸を付けて生地に模様をつける方法。
大剣の幅は7~9cmになります。
大剣の幅が4~6cmと狭いナロータイが昨今は人気
大剣の幅が狭いナロータイ(スリムタイ)という種類もあり、ご存じのようにジャケットの襟(ラペル)の幅とほぼ同じ、4~6cmで、もっぱら若い世代に人気のスーツ、ネクタイとなっています。
幅が広いワイドタイも存在しますが、昨今のスリム化傾向もあって幅広のラペルのジャケットを見つけるのが難しそうですね。
②プリント(染)タイ
ネクタイでのプリントは、画像などの印刷と、染色の2種に大別できます。
印刷の場合は、テキスタイルプリンターを使った画像の転写からネクタイを縫製します。
このため転写元に取り込めるデザインであれば何でも転写できます。
多色を使えて大胆なデザインにもできるプリントタイ
染色は、さらに捺染(白生地に直接染める)と、抜染(色生地に柄を染める)の2種があります。
どちらも多色を使用でき、デザインも大胆にできるうえ、生地の風合を生かしたまま生産できるのが特徴です。