クールビズやウォームビズの影響も手伝ってネクタイを締める機会が、どんどん減っている昨今。
そのせいか、スーツとネクタイのコーデ、いわゆる組み合わせを難しいと感じたり、挙句は誰も文句を言わないから、とルール違反とも思えるようなスーツとネクタイの合わせ方を方をしている人も。
そんなネクタイとスーツの組み合わせ難民、ともいえる方々に、基本はもとより、おしゃれ感のある「スーツとネクタイの合わせ方」を、例を挙げて紹介、組み合わせ指南書的なイメージでまとめました。
スーツとネクタイの組み合わせはやっぱり難しいのか?
冒頭でも紹介しましたが、クールビズ、ウォームビズの導入から10年が過ぎ、営業職などの対面業務を除いて、スーツにネクタイといういで立ちでの勤務が減っていることは否めないようです。
四季がはっきりしている日本の場合、夏場のノーネクタイは着用者に歓迎されているのも事実。
スーツ着用でもネクタイなしの服装に違和感を覚えない現代?
そうした事象からか、ネクタイとスーツのコーディネイトができていない、極端なことを言えば、コーデを知らない、あるいは違和感のあるスーツとタイ組み合わせでも気にしない、といった着方でも許される世の中になってきたと言えるのかもしれません。
スーツにノーネクタイの定着で重要になるコーデやおしゃれ
ネクタイとスーツの組み合わせを気にしない風潮が広まっていくと、逆に気にしてコーデしている方々に、コーデが分かる人たちの目が行くことになるでしょう。
つまり、おしゃれな着こなしがより目立ってくるというわけになります。
スーツとネクタイの相性もコーディネイトの基本
スーツとタイの着こなしの機会が減っているということは、おしゃれな、かっこいい着こなしの機会も少なくなっているということになります。
少ない機会だからこそ活用して着こなしたい、と思わせるようなコーデやスーツの色で違うタイの選び方や相性などを紹介しながら、組み合わせの基本に迫ってみます。
ビジネス向けのネイビースーツに合うネクタイを選ぶ
ビジネススーツとして着られている色の半数以上を占めるブルー系のネイビーだけに、誰もが1着以上は持っている色になるかと思います。
そのせいか、シャツやタイの色や柄も、ネイビースーツに合うように作られていることが多いようです。
スーツの色で多いのがブルー系でネクタイも合わせやすい
それほど需要が高いネイビースーツ、日本だけでなく世界的にも安心できる色のようで、首脳同士が集まる会議などでは、若干の濃淡の差があるものの、みなネイビースーツを着ます。
ネイビー以外ではダークグレーが着られている程度。
ことほど左様にネイビーは色として、誠実やまじめ、知的という印象を与えるという考え方も共通認識となっています。
やはりスーツの王道ともいえる色はネイビー
スーツの王道といえるネイビースーツだけに、合わせるネクタイは難しく考えずに無地でもストライプでも、たいての色や柄であれば合ってしまう懐の深さがあります。
ネイビースーツに合わせやすいネクタイの色は茶?赤?ネイビー?
ネイビースーツを着て、合わせやすいシャツとタイは、それぞれ白無地かサックスのシャツに、同系色のブルーやネイビーのネクタイ、あるいはエンジや赤系のタイでも合います。
ただし、ネクタイの色が構成するVゾーンの印象を決めるので、ビジネスの時に締める色は、シチュエーションをしっかり考えてからにします。
ネイビースーツのネクタイは何でもいいわけではない
色でも柄でも、ネイビースーツの時に結ぶネクタイなら何でもいいというわけには行きません。
シャツもタイも派手目な色や柄となると、やはり合いません。
シャツとタイを同じ系列にするのは、色の濃淡のみにとどめておきましょう。
柄物はやはりワンポイントとして身に付けるべきです。
ネイビーのストライプスーツに合うネクタイとは?
シャドウストライプを含めて、ネイビースーツは縦縞が入ったデザインも合います。
ストライプの色は白系がほとんどで、線の間隔の広狭で印象が違うのは興味深いところ。
間隔が狭ければビジネス向けで、広いとカジュアルっぽさを演出できる、というのが定説です。
ストライプのネイビースーツにレジメンタルのネクタイは?
そんなストライプスーツに合うネクタイは、普通のネイビースーツに合うネクタイと同じ色や柄で差し支えありません。
ただ、ストライプがはっきりしている場合は、レジメンタルを含めたストライプ系のデザインのタイは控えたほうがいいでしょう。
ネイビースーツならチェック柄やシャドウストライプもおしゃれ
色としてのネイビーなら、ストライプ以外にもチェック柄も、パッと見には無地に見えるシャドウ系も含めておしゃれ感をアピールできます。
ブルーも含めて濃淡が違うネイビースーツを数着持っている、という方、次は控えめなストライプのネイビースーツに挑戦してみては如何でしょうか?