「カミチェリア」とは、イタリア語で「シャツ屋」という意味になります。
近年はネクタイやジャケットなども手がけ、トータルブランドとなっているルイジボレッリのルーツは、約100年前のシャツ屋なのです。
人型を意識した裁断と手縫いを含めた丁寧な縫製、カッタウェイでセミワイドの襟型が多くのファンに愛されているブランド、ルイジボレッリのシャツやネクタイを中心に魅力の一端を紹介します。
ルイジボレッリの高い評判の理由はハンドメイドシャツ
機械織りだけでなく、ハンドメイドをシャツに取り入れたイタリアの老舗ブランドとしての高い評判を有するルイジボレッリ。
世界で最も美しい襟型を持つシャツ、という形容もあってトップの座を守り続けています。
人型や生地の質を考えた裁断や縫製のルイジボレッリのシャツ
世界最高峰と言われるほど評判が良いのは、縫製技術の高さだけではなく、人体の動きを考え尽くし、さらに生地の特性を考えた裁断から立体としてシャツを仕上げる工夫が、第二の肌とも呼ばれるような着心地の良いシャツを生んでいるからです。
ルイジボレッリのスタートはナポリ近郊のシャツ屋から
出典:https://www.mens-ex.jp/
イタリアのナポリを拠点にする老舗シャツブランドのルイジボレッリは、もともとは20世紀初頭から、べスビオ火山のふもとでボレッリ氏の母アンナが地元男性向けにシャツを仕立てていたのが始まりです。
ルイジボレッリのブランドスタートは1957年
アンナは1918年に自分専用の作業場としシャツのアトリエを造り、やがて息子ルイジがシャツ作り引き継ぎ、1957年にブランドとしてのルイジボレッリがスタートしました。
質の良いシャツを仕立てるブランドとして、イタリアはもとよりヨーロッパから世界へと知名度を上げていったルイジボレッリは、1980年代に息子のファビオ氏が経営に加わりました。
シャツ同様の高品質と評判のルイジボレッリのネクタイ
ファビオ氏は1999年からネクタイ製造を手がけ、さらに社の規模を拡大して職人を募集しました。
スーツやジャケット、ボトムズやニットウエアをも製造するトータルブランドへと変化を遂げます。
経営規模の拡大が、ルイジボレッリの品質低下につながることはなく、現在も製造する製品すべてがシャツと同様の高い品質を誇っているという評判を受けているのです。
ルイジボレッリのネクタイ人気ナンバーワンは?
ファビオ氏が始めたルイジボレッリのネクタイ、人気ナンバーワンはやはり無地とストライプ。
ネイビーやグレーといった落ち着いた色であれば、ほとんどのスーツやジャケット、シャツと合わせられるうえ、ビジネスやフォーマルにも違和感なく高級感あるVゾーンを演出できるためです。