スーツを購入する際、あなたはどんな基準で選びますか?
若い方であれば、まずデザインが一番の基準かもしれません。
デザインの次に来るのは、よほど予算に余裕がある方でない限り、品質が良く価格が安い、いわゆるコスパ重視でスーツを選ぶ、という方がほとんどのはずです。
しかし、スーツを買う時のコスパの良さとは、どこを見ればいいのでしょうか?
高品質で価格も悪くない、という以外にも重要なスーツを選ぶための見るべきポイントなどを交えてまとめました。
コスパの良いスーツ購入前にスーツの見るべき点を知る
コスパの良いスーツを買いたい、と思ったら、まずスーツ自体のことを知っていた方がいいでしょう。
ぶらりとショップに入って、おおまかな希望を店員さんに伝えて勧められるままに購入する、といった半受動的な買い方だと後悔することもあるからです。
スーツのコスパは生地などの素材重視か低価格重視か
デザインはともあれ、品質や価格を含めたコスパに重点を置いた場合、店員さんの勧めに従って素材の良さを優先して選んでしまうと、価格面で不満が残るに違いありません。
というのも、予め予算を伝えていれば別ですが、スーツも品質と価格は比例するからです。
生地の素材が良く価格も低いコスパスーツは海外産品が多い
出典:https://fucre.net
とはいえ、素材や縫製が良いなど、見た目が悪くないのに低価格というスーツがあるのも事実です。
理由としては、良質ながら安い海外素材の使用に加え、労賃の安い海外で縫製まで行ったスーツが日本で売られている、という図式があります。
高コスパのスーツを見分ける基準とは?
ですので、出来栄えがいいわりに安い価格で購入できるという消費者にとっては、ありがたいスーツが店頭に並んでいることになります。
大切なのは、スーツの質の善し悪しを見分けられるようになることです。
そこで、スーツのどこを見れば、品質等が分かるのかといった点を紹介しましょう。
コスパの良さの前にサイズやフィット感が重要なスーツ選び
まず、見栄えが大切なスーツだけに、身に付けた時にサイズが合っていてフィット感がぴったり、というのが第一条件でしょう。
もちろん素材の質が良いに越したことはありませんが、体に合っていないスーツは、いくら素材、縫製等が良くて長持ちしそうでも、選ばない方が無難です。
サイズフィット感が悪いスーツは良いコスパといえない
というのも、素材や縫製がいいのでと購入しても、サイズが体に合わないという理由で着る頻度が減っていくからです。
こうなると、コスパという点からみれば悪いということになります。
つまり、価格が安いから良くないという思い込みではなく、安いからこそ納得するまであちこちチェックし、じっくり選ぶのが正解になるのです。
スーツのコスパを考えるなら生地の素材チェックは必須
次いでスーツの素材を見てみましょう。
スーツにはウールが使われています。
羊毛から作られるウールは衣類に適した素材として、昔から使われてきました。
スーツも例外ではありません。
スーツのコスパを考えた時、外せないウール生地の特性を理解しよう
ここで、少しウールの特性にふれてみます。
ウールは高い保温性に加え、吸汗・吸湿性に優れていることが知られています。
さらにウールの繊維表面を覆う膜は水分をはじく特性を持つとともに、ウール自体は吸収した水分をすばやく放出する機能や、繊維内に取り込んだにおいを分解する特質もあるのです。
このほか、肌触りが滑らかでソフトな着心地というのもウール素材の特性として加えておきます。