ビジネスを含め、スーツをフォーマルな場で着る際に注意したいポイントの一つが、スーツの色になります。
ショップに行けば分かることですが、ネイビーやグレー、ブラウンといったダーク系の色のスーツが中心です。
ビジネスシーンで着るスーツが、色を変えることで、見る側の相手にどのような印象を与えるのかを紹介するとともに、オーソドックスな色ごとのイメージなどをまとめました。
是非あなたのビジネスにも役立つスーツコーデの参考にして頂けたらと思います。
スーツの色が人に与えるイメージや印象とは?

スーツの色が、人々に与える印象から、まず説明しましょう。
濃淡で表現できる色の場合、スーツとして選んで着るのは圧倒的に濃い色、あるいは濃いめの色になります。
ショップに置かれたスーツの色も濃いめが中心!

このことは、ショップに並ぶスーツの色を思い起こせば納得がいくはずです。
ネイビーを筆頭に、チャコールグレー、ダークブラウンといった定番の色のスーツがぶら下がっていたはずです。

濃い色のスーツは安定感や落ち着いた印象を与える!

ネイビーやダークブラウン、チャコールグレーといった濃い色の種類は、心理的に安定感、落ち着き、安心感といった信頼感のような感じに加え、場合よっては知的なイメージも与える色であることが分かっています。
スーツの色だけで良い印象を与えられるわけではない!
つまり、ダーク系の濃いスーツに身を包んでいると、極端な言い方をすれば、 色が持つ良い印象を、着ている人への印象に重ね合わせて見る傾向となるのです。
もちろん、色だけで相手にポジティブでよい印象を与えられるわけではなく、言動を始めとする自信ある態度にプラスとなるのが、ダーク系の色のスーツ、 ということになるのです。
代表的なスーツの色の種類によって印象がどう違うのか?

ダーク系の色のスーツといっても以下のような4色のスーツが代表的に挙げられます。
そこで、ここからは、ダーク系とライト系のスーツの色によるイメージ、印象などを説明していきたいと思います。
おしゃれで知的な印象をもたらす色はネイビー!

ビジネスシーンを含め、最もオーソドックスでおしゃれの定番、スーツを代表すると言っても過言ではない色です。
落ち着きや誠実さを感じさせるとともに、知的な印象を持たれる色であるのがネイビーになります。
ただし、あまりにも一般的な色なので、営業活動などでは時間の経過とともに忘れられてしまうこともあるので要注意です。
ネイビースーツの印象を強くするためにも、ブラックやグレーのスーツコーデも上手に活用しましょう。
また、スーツの色以外の小物も合わせたコーデや、話術も含め相手に覚えてもらえる工夫をしていけると良いでしょう。

相手に落ち着いた印象を与えるチャコールグレー!

ネイビーに次いで、ビジネスシーンでおすすめで、尚且つ着用機会が多い色がチャコールグレーになります。
濃い色であればフォーマルなビジネス向きになり、ある意味、ネイビーよりも色としては地味な印象がベースになるため、ワイシャツやネクタイの色、柄とのコーディネイトで異なる印象を与えることができる色になります。

チャコールグレーのスーツはカジュアルにも良い?
チャコールグレーのスーツは、コーデに多様性を待たせることが出来るため、カジュアルにも使えるスーツの色といえるでしょう。
ビジネスシーンでの使い分けとしては、人事採用など、相手ゆっくり話し合いたいケースなどには、落ち着いた印象を与えるスーツの色であるチャコールグレーがおすすめです。

相手に無難な印象を与える色といえばブラック!

若い世代のビジネス向けスーツとして人気の色になります。
リクルート用として購入後、入社してからも着続けている方が多いからかもしれません。
また、ブラックはフォーマル度が高い色で、喪服・礼服として使われていることでも有名です。
ビジネススーツと礼服・喪服の違いも知っておくべき!
ただし、喪服・礼服とブラックスーツの違いは、前者が光沢を抑えたドスキンという毛羽だった生地なのに対し、後者は一般的な生地を使い、それなりのテカりがある点にあるため、よく熟知した上でしっかりと使い分けを行いましょう。
並べて色の違いを比べてみれば一目瞭然なほど同じ黒でも色が違うことが分かります。
ブラックスーツの弱点はこれ!
ブラックスーツの最大の難点は、シャツやネクタイとのコーディネイトが難しいこと。
スーツ以外を派手目にすると、ビジネススーツっぽくなる上、地味にしてしまうと喪服・礼服に間違われやすいからです。
ビジネスにおいては、相手に無難な印象を与える色としておすすめなので、初見でご自身の見られたい印象をつけた後に選ぶべきカラーと言えるでしょう。

グレーと合わせて、落ち着いた印象を演出するダークブラウン

寒くなってくると、ビジネスシーンを含めて着ている人が増えてくるスーツの色がダークブラウンのスーツになります。
落ち着いた印象を与えますので、貫禄というか年齢より上に見せたい時に着ると効果を期待できます。
勝負所となるようなビジネスシーンで、ダークブラウンのスーツを着て、どっしりと構えて臨むようにすれば、色の効果通りに進む可能性もあります。
とはいえ、寒い時期には温かそうに見えていいのですが、暑くなってくると嫌がられる色なうえ、シャツやタイとのコーデも難しくなるので要注意です。

【番外編】淡い色のスーツは爽やかな印象を与える

ライトグレーやライトブルー、さらにはベージュなどのスーツは、さわやかに見えるので、20~30代前後の若い世代にはいいかもしれません。
ただしビジネスシーンには向かない点と、弱点である汚れが目立つことには留意が必要です。
IT関連のお仕事や、マスコミ関係のお仕事など、服装に対しする、規制が厳しくないお仕事であれば、元気の良さを補う色と言えます。
暑い時には涼し気でいいのですが、汚れるととても目立ち不衛生感を与える可能性もあるため十分な管理と手入れが必要になります。

まとめ
ビジネスシーンで効果がありそうなスーツの色と、それぞれの効果やシチュエーションなどを説明してみました。
スーツの色による効果は、あくまでも一般的なイメージなので、いつもだれでも同じ効果、というわけにはいきません。
とはいえ、スーツの色の違いで、着ている人物から受けるイメージが変わることが分かったかと思います。
ここぞ、という時に着ていくスーツの色の参考としてみてください。
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