③ニットタイ
ジャガードタイのように織った生地ではなく、編んだネクタイ全般のことです。
大剣、小剣とも先端が三角ではなく、四角くなっていることからスクエアタイとも呼ばれます。
カジュアル用とされていますが、ビジネスカジュアルの場での着用も増えてきています。
保管する際は、吊るすと伸びるので丸めてしまいます。
④セッテピエゲ
現在のネクタイは、型崩れ防止や、結んだ後の形の良さを保つためなどの目的で芯地を入れていますが、セッテピエゲは芯地がなく、ネクタイの原型といわれるスカーフ状の生地から作られたネクタイです。
セッテとはイタリア語で7つの、という意味で、ピエゲは折り目です。
つまり生地を7回折って作ったネクタイなのです。
柔らかく重厚感もありディンプルも作りやすいセッテピエゲ
10年ほど前から各メディアなどに紹介され始めたので、ファッションに興味のある方であればご存じかもしれません。
ネクタイとして作る際に、折る回数が多いため生地は薄く柔らかで、しなやかな感じにもかかわらず、重厚感もあるのが特徴です。
結んだ時のディンプルも作りやすく、高級感があります。
⑤その他のタイ
上記で紹介したほどポピュラーではないものの、知る人ぞ知るというネクタイをいくつか紹介します。
暑い季節に涼し気な印象を与えるリネンタイ
まずはリネンタイ。
天然素材の麻(リネン)で織ったネクタイで、暑い季節に涼し気な印象を与えられるのが特徴。
強度はあるものの、シワになりやすい素材なので手入れを忘れずに。
生地が薄く透けて見え通気性もよいフレスコタイ
次はフレスコタイです。
『グレナディンタイ』とも呼ばれており、「搦(から)み織」という独特の織り方が特徴で『フレスコ織り』とも言います。
三角になった大剣の先が、透けて見えるほどの生地で通気性も良いため、清涼感があります。
フレスコとはイタリア語で涼しげ、新しいといった意味です。
色や柄は豊富ではありませんが、ネイビーやグレーなどの無地なら涼感を伴ったおしゃれ感を出せます。
秋冬に暖かみを感じるウールタイ
続いてウールタイを説明します。
暖かみを感じる素材ですので、身に付ける季節はやはり秋冬になります。
シワになりにくく、ハリもあり、フランネルのスーツに欠かせないネクタイと言えるでしょう。
結び方もいろいろあるボウタイはネクタイの元祖
最後はボウタイ、いわゆる蝶ネクタイを紹介します。
フォーマルでの使用が多いものの、最近はちょっとした集まりやパーティーなどでの着用が流行しているようです。
タイとしての歴史は一番古く、結び方もいくつかあります。
ネクタイの選び方に大きな影響を与えるデザイン
出典:https://www.mens-ex.jp/
自分が身に付けるにせよ、プレゼントにするにせよ、ネクタイを選ぶ時に重要なのは、色や柄といったデザインが、スーツに合うかどうかです。
たいていはビジネスシーンを想定した選び方になるので、ネイビーやグレーのスーツに合うネクタイのデザイン、ということになります。
\あなたにおすすめ/