スーツに着けるメンズアクセサリーの一つとして、カフスは大きな役割を果たしてくれます。
いつものボタンとは違う雰囲気になって魅力的です。
様々なブランドから出ていますので、付け方を覚えておしゃれアイテムに加えてみましょう。
そもそもカフスとは?

カフスとは、正式名称を「カフリンクス」と言い袖口を留めるための装飾アイテムです。
フォーマルな装いではワイシャツに使うことが多いです。普通はボタンで袖口を留めますが、代わりにシルバーなどのメタル、パールなどの飾りが入ったカフスを使うことで手元がおしゃれに見えるアイテムです。

カフスの歴史!
カフスはイギリスで誕生したとされていて、その歴史は17世紀にまでさかのぼります。
当時はすべて手作りされていたため、貴族などの富裕層しか着用することができませんでしたが、今ではブランド物でも機械生産によって作られているため、とても身近なアイテムとなっています。
袖口を留めるという機能が本来の役目ですが、機能性よりもアクセサリーとしての魅力を強調するために使うことの方が多くなっています。
カフスの魅力について!
そのため、スーツ姿ではネクタイピンと並ぶ重要なメンズアクセサリーとなっています。
カフスはとても小さく、袖口という目立たないところに着けるものです。
そのため、アクセサリーをゴテゴテと着けるのが嫌という人でも、シンプルに使えるのが魅力です。
様々なブランドから多様なデザインで作られていますし、スーツやシャツとの組み合わせでイメージを変えやすいので、いろいろ試してみたいメンズアクセサリーです。
カフスの種類を要チェック!

留め具の種類によってカフスはいくつかのタイプに分かれています。
最も簡単な付け方ができ、日本でも一般的なのがレバー式と呼ばれるものです。
T字型のレバーが留め具となっていて、袖口に通す時にはI字にして、固定したい時にT字にすることによって落ちずに袖を絞れます。
固定式と呼ばれるタイプは、二つに分離することができる、もしくは中央の軸の部分から両端の装飾部を外せるようになっています。

チェーン式カフスについて!
ボタンホールに軸を通して、両端を軸に押し込んで固定するものです。
この軸の部分がチェーンになっているものは、チェーン式と呼ばれて別の種類として分類されます。
これらの種類は形状によっては自分一人で装着するのが難しいことがあり、誰かに手伝ってもらうことを想定した、より高級なカフスに多い傾向があります。
レバー式カフスについて!
金属ではなく紐を織り込んで作っているものもあります。
このタイプは、ボタンホールに両端の玉になっている部分を押し込んで留めます。
柔らかい印象のするカフスで留めるのも楽なので、レバー式と並んでよく見られる種類です。
カフリンクスの選び方とは?

カフリンクスは袖口に見える装飾が一番大事なポイントとなります。
そのため、デザインが自分の好みであるか、スーツ姿とのマッチングが良いかをイメージすることがポイントとなります。
装飾の部分に天然石に入れているものは存在感がありますが、多少ごつく見えます。
金属だけのものだとクールに見えますが、大ぶりのデザインにしていると武骨さが強調されるようになります。
紐タイプのカフスだと、上品でソフトな感じがします。
こうしたデザインの違いを考えて選んでいきます。
天然石をワンポイントに!
スーツとの相性という意味では、スリムでモードスタイルにするのであれば、カフスはあまりごついものではなく小ぶりの装飾が合います。
また、シルバーなどの色味があまり強調されないもの、もしくは小さめの天然石をワンポイントで入れるというのも良いでしょう。
クラシックスタイルにするのであれば比較的自由度が高く、大きめの装飾が入っていても違和感がありません。

ネクタイやネクタイピンと色を合わせてチョイス!
色味はネクタイやネクタイピンなど、他のアイテムと合わせるのが基本となります。
ネクタイピンとセットになっていることも多く、アクセサリーに統一感があると見栄えが良いです。
時計とのコーデも配慮しよう!
また、時計と合わせるというのも一つのアイディアです。
同じ手元をまとめることができるからです。
腕時計にダイヤが入っているのであれば、一粒ダイヤの入ったカフスをするなどの工夫もありです。

カフスをつけるときの基本の流れ!

初めてカフスを着けるのであれば、レバー式が一番簡単です。
シャツの袖口を開いて上下のボタンホールを合わせるようにします。
そこに、カフスの装飾が表面に出る向きで、留め具をI字型にした状態で差し込みます。
下の袖まで貫通したら、レバーを倒してT字型にします。その後、表側を確認して装飾の角度を調整して完成です。
外れ肉にくいカフスの留め方とは?
商品によっては留め具の部分に角度が付いているものもあります。
その場合は、留め具をボタンホールに通した時に、留め具の下部が肩の方に向くように角度を付けてあげます。
こうすることで、カフスが動きにくく、また外れにくくなります。
どんなシャツに使用すべきか?

カフスはどんなシャツでも使えるわけではありません。
一番使いやすいレバー式だと、袖口の両方にボタンホールが開いていないと留め具を通すことができません。
逆に言うと、ボタンホールが二つ開いているシャツであればカフスを着けることが想定されているわけです。
ダブルカフスやフレンチカフスのシャツを選ぼう!
また、そもそもカフスを着けることを前提に作られているシャツもあります。
これは、袖を折り返すダブルカフスやフレンチカフスと呼ばれるタイプの袖口になっています。

まとめ
スーツ着用時のメンズアクセサリとして、ネクタイやタイピンと合わせて、カフスは大きな役割を果たしてくれます。
カフスを付けることで、見た目も、内面もいつものあなたと違う雰囲気を醸し出します。
カフスは、様々なハイブランドや紳士用品ブランドからラインナップされているので、付け方を覚えてワンランク上のおしゃれを楽しもう。
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