スーツに欠かせないネクタイは、その色や柄によってかなり印象が変わります。
選び方のポイントと共に、スーツと組み合わせる際のコツもチェックしてみよう。
おすすめブランドも紹介していますので、上質の一本を手に入れる参考になれればと思います。
スーツのネクタイの歴史とは?

ネクタイはフランス語で「クラヴァット」と言い、昔のクロアチア人兵士の呼び名でもあります。
これはその成り立ちと関わりがあり、17世紀に親衛隊であったクロアチア人兵士が、急所である喉を守るために、布で首を覆っており、それがネクタイの始まりとなり、現代まで伝わっています。
もっとも、誕生時は今のような形ではなく、スーツの歴史と共に形を変えてきています。
また、現代のスタイルに近づいてきたのは19世紀になってからと言われており、いろいろな結び方も考案されるようになっています。
ネクタイの色が相手に与える印象を解説!
ネクタイはスーツ姿の中の数少ない装飾でもあり、相手に与える印象は大きく、特にその色によって、だいぶイメージが変わってきます。
原色に近い赤などの色を着けると力強い印象を与え、ブラックやグレーなどの濃いめの色にすると落ち着いた雰囲気やシャープな印象を出すことができます。
また、ネクタイの色や柄によって所属している国や組織を表すこともあり、単にオシャレのためだけでなく、自分のアイデンティティを示すこともあります。
それだけ重要なアイテムなので、ネクタイの選び方については特に気を配りたいものです。

押さえておきたいネクタイの王道柄5選!

ネクタイにはたくさんの柄がありますが、王道とも言えるスタイルがあるのはご存知でしょうか?
まず、無地柄になります。
装飾がない分、どんなスーツにも合わせられるというメリットがあり、色の組み合わせによってコーデを楽しむのが基本となります。
定番とも言える組み合わせは薄いブルーのシャツに濃いめのネイビーのネクタイというもので、スーツの色や柄に関係なく応用が利くスタイルになります。
かっちり見える!王道の斜めストライプ!
斜めストライプも王道です。
色違いにストライプの層を入れたものや、細い同系色のラインを入れているだけのものもあります。
異なる配色で太めのラインを入れているものはインパクトがあるので、スーツも重厚感のあるスタイルがしっくりきます。
小紋柄は柔らかいイメージを与える!
小紋柄は、小さめの柄が不規則もしくは規則的に装飾されているデザインです。
スーツには柄が小さめのものが好まれる傾向にあり、メリハリをつけやすいのでオススメです。
これもいろいろな組み合わせができる種類ですが、どちらかというと柔らかいイメージが出るので、ゆったりとしたシルエットのスーツにはなじみやすいです。
ドット柄はカジュアルよりな印象!
ドット柄も多くの人の好まれる王道のデザインです。
ドットが小さく生地が濃いめのものはフォーマルな雰囲気があるが、全体的にはカジュアル感が強くなります。
いつもと気分を変えたい時に、明るめの生地に白ドットといったネクタイを薄めのグレーやブラックスーツと合わせると、雰囲気がガラッと変わります。
ペイズリー柄でダンディーな男に!
ペイズリー柄は、昔から多くの人に愛されているデザインです。
以前は中高年が着けるというイメージもありましたが、最近はいろいろな色や文様のバリエーションが出てきて、トレンド柄ともなっています。
個性的でインパクトのある柄なので、ストライプやチェック柄のスーツと組み合わせるというのも一つの選び方でしょう。

ネクタイの選び方!そのポイントはずばりこれ!

選び方の一つのポイントは、季節感にあります。
春になったらパステルカラーなどの淡い色合いのもの、夏には薄めのブルー、秋冬は濃いめのトーンを選ぶのが定番とも言えるでしょう。
そして、さわやかな印象をさらに出したいのであれば、無地や細めのストライプなどに抑えておき、どっしりとした雰囲気を前面に出したいのであれば、ペイズリーや太めのストライプを使うのも良い選び方になります。
ネクタイの太さは襟幅(ラペル)に合わせよう!
もう一つは、ネクタイ自体の太さです。
基本的には、ラペルの太さに合わせるのがマナーと言えます。
つまり、ラペルが細くなっているのであれば、ネクタイも細身にし、ラペルが太く重厚感があるなら、ネクタイも太めにします。
この選び方によって、Vゾーンのバランスが取れるのです。

イタリア男のおしゃれネクタイコーデとそのポイントとは?

イタリア男のネクタイの色使いは非常に参考になります。
柄物も良いが、まずは無地で色の組み合わせにこだわってみよう。
コツは、ジャケットやパンツ、そしてネクタイの色のトーンを同じにするということにあり、濃い目のトーンなら、ネクタイも同じ濃いめにします。
しかし、色自体は変えて違いを楽しむのがポイントです。
また、スーツの生地とネクタイの生地を合わせてみるのも、イタリア男がよくすることなので、押さえておきましょう。
色が違うとしても、不思議とバランスが取れてオシャレになります。

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