セットアップはスーツと混同されがちですが、しかし、スーツとはデザインコンセプトが違うので、その違いを理解してコーデに生かしたいところです。
上手にしないとダサい格好になってしまうので、避けるべき組み合わせも合わせて確認してみよう。
セットアップとスーツの違いとは?
似ているようで違いがある用語に、セットアップとスーツがあります。
そもそもスーツについておさえておこう!
スーツとは、ジャケットとパンツをセットにして提供するもので、同じ生地を使い同じサイズ感で作られています。
使用目的は主にフォーマルなシーンとなっていて、カッチリとしたデザインが特徴です。
セットアップについておさえよう!
一方でセットアップとは、同じ生地を使っていて、同じデザインコンセプトで作っているものの、ジャケットとパンツを別で売っているものになります。
スーツとは異なり、単品での使用を想定しているのですが、もちろん、上下セットで着ることもでき、どちらの使用でも構わないという考えで成り立っています。
そして、スーツとは異なり、完全にフォーマルなスタイルではなく、カジュアル感が強いというのも特徴となっています。
肩パットの構造が異なるケースが多い!
スーツは大抵の場合は肩パッドを入れたり、固めに芯を入れてしっかりとシルエットをキープしていますが、しかし、ジャケットをアンコン、つまり芯なし肩パッドなしにするなどして、かなり柔らかい印象に仕上げているのも違いとなって見えてきます。
ビジネスシーンでも着ることはできるが、どちらかというとカジュアルシーンを意識したコンセプトであるのが、大きな特徴と言えます。
セットアップの魅力を紹介!
このように、セットアップはビジネスシーンでも着られる整った作りでありながら、カジュアルで着ることもできるという懐の深い服になります。
この特徴をコーデに生かさない手はありません。
いつもスーツ姿とは違いを出し、ラフで着崩した感を強調することができて、ファッションに変化を付けられるのです。
変幻自在なセットアップコーデを楽しもう!
また、ジャケットとパンツのコンセプトは同じだが、別々に着ることができるので、日によって違うパンツと組み合わせてみたり、上下を揃えてみたりと同じセットでも着回しができるのが使い勝手の良いところです。
また、このタイプのジャケットは、一般的なスーツに比べて若干着丈が短くなっているなど、若々しさが特徴となっているのも魅力になります。
春夏の時期にさわやかな色のシャツと合わせて、清涼感のあるビジネススタイルとすることができるうえ、さらに、アウトポケット仕様のジャケットがあるなど、個性的でカジュアル感の出た雰囲気も特徴となっています。
そんな点を生かして、クールビズやビジネスカジュアルデーなどに取り入れると、違和感のないビジネススタイルにチャレンジしてみよう。
ダサいとは言わせない!セットアップコーデのポイントを解説!
着回しがしやすいのが特徴だが、組み合わせを間違えるとダサい格好になってしまいます。
ダサいと思われないためにも、まず上下のデザインコンセプトやサイズ感をマッチさせることがポイントです。
パンツ選びは要注意!
同じジャケットでもスーツのものとは違い、カジュアル寄りに設計されているため、パンツはカッチリとし過ぎており、いかにもスラックスという感じのものを履いてしまうと、上下の雰囲気が合わなくなりダサい姿になってしまうケースがあります。
また、逆にセットアップのパンツを、スーツ仕様の芯がしっかりと入った固めのジャケットにすると、ダサい格好になってしまうので注意しよう。
デニムパンツを活かしたコーデもGOOD!
こうしたダサいコーデを避け、カジュアルらしさを上手に生かしたいものです。
たとえば、柔らかい印象のジャケットに合わせるために、デニムパンツを履くというのも一つの手になります。
ジャケットの色にもよりますが、ちょっと濃いめの色にしてカジュアルでありつつも、キレイ目系のスタイルを崩さないようにしたいものです。
また、上下をセットにして着た上で、シャツをロング丈のホワイトTシャツにするというのもおすすめで、この場合、パンツの裾をロールアップしてノーアクションとするのも良いでしょう。