アクティブな活動でも履くことが多いスニーカーは、すぐに汚れが目立ってしまので、自分でも洗うことができるので、正しい洗い方を覚えよう。
汚れの種類に応じた洗い方をすることで、見違えるような綺麗な状態に戻るので、その点も踏まえ、汚れについての知識も深めていこう。
スニーカーの洗い方の前に!汚れの主な原因を追求!
スニーカーの汚れが気になってきたら、しっかりと洗って綺麗な状態で履き続けたいと思う方は多く、効果的な洗い方を知るためには、まず汚れの原因を知る必要があります。
なぜなら、どんな物質が汚れを引き起こしているかによって、適切な洗い方も変わってくるからです。
逆に汚れの原因に見合った洗い方をしないと、綺麗にならないばかりか無駄にスニーカーを傷めてしまうことにもなりかねないので注意が必要です。
外を歩く際はこれに注意!
汚れの原因として最も多いのが、外を歩く時に付く泥になります。
舗装されている道路を歩くだけであれば、それほど泥が付くことはないものの、やはり少しずつ泥汚れは蓄積してしまいます。
泥はスニーカーの生地に浸透してしまい、表面をさっと洗うだけでは落ちないことがあり、油による汚れもよく見られます。
道路には自動車のオイルなどが付着していることがあるため、それが飛んだり、縁石にこすった時に付いたりして汚れてしまうのです。
油汚れは頑固で落ちにくいという難点があるため、水で濡らして拭くだけでは落ちにくく、より内部に浸透してしまうこともあります。
その結果として、濃いシミになることも多いので、洗わないと見栄えもかなり悪くなってしまうのが厄介になります。
皮脂汚れも放置すると大変!
さらに、皮脂汚れなどもスニーカーでは目立つことがあります。
食べ物をこぼしたり手で触ったりして皮脂が付いたり、靴の内部の蒸れから生じたりすることがありますが、放置しておくと、茶色っぽいシミになったり黒ずんできたりします。
このタイプの汚れも、水だけでは簡単に落ちずしっかりと洗わないといけなくなるので注意しよう。
準備するものはこれ!
上記のような汚れは、丁寧に正しい方法で洗えば落とすことができます。
とはいえ、中途半端なやり方で洗うと、汚れが薄く広がってしまうことがありますし、シミやムラになることもあります。
さらには、スニーカーの素材を傷めてしまうリスクもあるため、しっかりと正しい方法を覚えることが肝心です。
まずは、スニーカーの洗濯に必要な道具を揃えておこう!
・スニーカー全体を浸けられるくらい大きめの桶やたらい
・1リットル以上のお湯
・粉末洗剤(弱アルカリ性)
・石けん
・洗濯ブラシ
・メラミンスポンジ
スニーカーを洗う際は水ではなくお湯に浸けることがポイント!
スニーカーを洗う際は水ではなくお湯に浸けることがポイントになります。
それにより、汚れを乖離しやすくして、洗剤やブラシでの掃除の反応を良くすることができるからです。
お湯をしっかりと溜めておけるだけの、大きめの洗濯桶を準備しておくことも重要です。
粉末洗剤は弱アルカリ性!洗濯ブラシは豚毛や馬毛!
さらに粉末洗剤は酸性のものではなく、弱アルカリ性のものを用意します。
アルカリ性の洗剤を使うことで、泥などの汚れが分解されやすくなり、洗濯ブラシはできるだけ豚毛や馬毛などの製品を使うことも押さえておこう。
合成繊維製のものだと、毛が硬くて汚れを落とすこともできますが、スニーカーの生地も傷めてしまうので、できれば避けた方が良いでしょう。
もしナイロン素材のものなどしかなければ、手で触ってみてできるだけ腰が柔らかいものを選びます。
メラミンスポンジはコバのゴムの部分などを掃除するために使う。汚れがひどい時は結構使うので、複数用意しておくと良でしょう。
スニーカーの洗い方の手順や注意点とは?
先ずは入念に準備をしよう!
まず洗濯桶に40度くらいのぬるま湯を入れます。
そこに粉末洗剤を投入して、よく混ぜます。
下の方に粉が溶けずに溜まっていることがないようにして、しっかりと撹拌しよう。
このお湯にスニーカーを浸しますが、紐付きのものであれば紐はすべて外しておくと効率的です。
また、表面にホコリや泥などが目に見える形で付いているのであれば、ブラシなどで取っておくこともポイントになります。
そのままの状態で、およそ30分放置して浸け置きしておきます。
この浸け置きをすることによって、汚れが分解しやすくなり後の作業も楽になるし、仕上がりもかなり変わってきます。
ゴムの部分のブラシがけ!強くこすらず丁寧に!
30分程度時間が経ったら、ブラシでゴムの部分をこすって洗っていきます。
他のところにスニーカーを移す必要はなく、洗濯桶の上でそのまま洗って構いません。
ブラシやスニーカーの角度や向きを変えながら洗い、細かな溝などもしっかりと奥まで洗えるようにします。
そして、ここでの注意点はブラシで上部の生地のところを強くこすらずに、あくまでもゴムの部分だけをこするようにしよう。
生地の部分を強くこすると、表面がはげてきてしまうことがあるので注意が必要です。
ソールやコバ部分はブラシでなくスポンジで洗おう!
ソールやコバの部分などには、かなり頑固な汚れが着いていることがあります。
その場合はブラシで無理やりこするのではなく、メラミンスポンジを使い、汚れが取れづらいところだけを集中的に使って洗います。
この際にも、キャンバス生地のところをメラミンスポンジでこすらないように気を付けましょう。
キャンバス生地は石鹸&ブラシを活用!
ラバーパーツがきれいになったら、今度はキャンバス生地の部分になります。
まず、全体に石けんをこすり付けるにしていき、入り組んでいる部分がある場合は、指で中に押し込むようにして付けるとよいでしょう。
全体に石けんを付けたら、ブラシでこすります。
この場合はラバー部分を洗うようにして強くこすってはいけず、あくまでも事前に付けた石けんを泡立てるような感覚で、優しくまんべんなくこするのがコツになります。
獣毛のブラシを使用すれば、毛に腰があるのに、生地を傷つけることがないので安心ですが、ナイロン製のブラシの場合は、より丁寧に優しく洗うようにしよう。
最後に仕上げ!
全体を洗い終えたら、ぬるま湯で石けんや洗剤を落とします。
できれば、ぬるま湯の流水で泡やぬめりがなくなるまですっかり落とし、その後、靴の中にタオルを詰めて型を整えた状態で、洗濯機の脱水にかけます。
洗濯槽に入れる時には縁にぴったり付けるようにしてスニーカーを置くと、ダメージを減らすことができます。
そして、脱水ができたら、風通しの良いところで乾燥させましょう。